ホンダ・CBR250RR
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CBR250RR(シービーアール250ダブルアール)とは本田技研工業より1990年から2000年にかけて発売されていたCBRシリーズの249ccモデルのオートバイである。通称『2ダボ』
[編集] 概要
1989年に発売されたMC19・CBR250Rをフルモデルチェンジし、1990年4月に発売されたMC22・CBR250RRはライダーの操縦技術を問わず高レベルの走りを楽しめる性能を目指し、高次元・ヒューマンフィッティングと呼称されるコンセプトに基づいて開発された。
エンジンはキャブレターから燃焼室までを一直線化、ポート形状を新設計し、クランク廻りを高剛性化する事で、中低速での扱いやすさを向上すると共に、レッドゾーンは19,000rpmを入口に高められた。
足回りはマスの集中化を狙ったLCG(低重心)フレームを採用し、スイングアームは排気管の効率的配置を可能とするガルアームと呼称される新型アームが採用された。またフロントフォークの改良とダブルディスクブレーキの装備によって、制動力が高められている。
なお形式こそMC22までで止まっているが、1990年発売の初代モデルより1992年にブラッシュ模様のトリコロールカラーの追加、1994年にはCBR900RRカラーとワインレッドの追加と、二度のカラーチェンジが行われている。また1994年以降は馬力規制により45psから40psに下がっている。