ホンダ・オルティア
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オルティア (ORTHIA) は本田技研工業で生産されていたステーションワゴン型の自動車である。ライトバンのパートナーは姉妹車。
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[編集] スタイル・機構
ボディはシビックのプラットフォームを使用していた。シビックの車体を20cm程度延長し、エンジンはCR-Vに搭載されていたB20B型直4DOHC2000cc(145ps)を使用した。廉価版に1800cc(140PS)も用意。トランスミッションは2000ccは4ATのみ、1800ccには5MTも用意された。 エクステリアでは、フォグランプ(2000ccモデルに標準装備)、ルーフレール、リアゲートガラスハッチ、リアゲートガーニッシュなどが標準装備、内装ではホンダナビゲーションシステムがメーカーオプションで設定あり。 4WDは「デュアルポンプシステム」と称するホンダ独自のリアルタイム4WDシステムが搭載され、通常走行はFFで、雪道等で前輪と後輪の回転数が異なった場合(前輪が後輪の回転数を上回るなどから回りした場合)、そこから派生する油圧で後輪を駆動する4WDであり、スポーティ走行よりは生活四駆的な意味合いが強い。
[編集] 歴史
- 1996年、シビックシャトルの後継として発売。オルティアの名前は「実りの女神」をあらわす。シビックのプラットフォームを活用し、車体を延ばした上でシビックにはなかった2000ccエンジンをメイングレードとして設定し、1800ccエンジン搭載車も用意。発売当初は「2.0GX-S(4WD)」「2.0GX(FF、4WD)」「GX(FF/1.8L)」の構成。販売店はベルノ店とプリモ店で、ベルノ店は「オルティアV」、プリモ店は「オルティアP」と称し、前者は「フォグランプが丸型、リアコンビランプのウィンカーがアンバー」の設定、後者は「フォグランプが角型、リアコンビランプのウィンカーがクリア」の差異がある。俳優「ジャン･レノ」がCMに登場、発売当初は月産5000台をクリアするほど好調な滑り出しであった。当時、ステーションワゴン市場は活況であり、トヨタのカルディナの対抗車種として企画された。
- 1997年、マイナーチェンジによりABSとSRSエアバッグ（運転席・助手席）を標準装備の上、新色を追加。オルティアVとオルティアPをオルティアに一本化（オルティアVの形状を踏襲）。
- 1998年、マイナーチェンジにより「2.0GXエアロ」など、エアロパーツを標準装備したスポーティグレードを追加。
- 1999年、ビッグマイナーチェンジにより、フロントグリルをホンダの高級車と同じ五角形タイプに変更、エンジンも2000ccに一本化。
- 2000年のシビックのフルモデルチェンジ後も継続生産されてきたが、派生車種であったストリームの登場やステーションワゴン市場の冷え込み、エンジンが環境基準に適合できなくなったことなどを理由に2002年1月に生産中止。これにより、2005年に事実上の後継車といえるエアウェイブが発売されるまでホンダから5ナンバークラスのステーションワゴンのラインナップがなくなる。
