ホウ徳公
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龐 徳公(ほう とくこう、生没年不詳)は、襄陽の名士である人物鑑定の大家。なお“徳公”は字で、名は不詳。子に龐山民が孫に龐渙がいる。蜀漢皇帝・劉備の副軍師・龐統の従父(西涼の龐徳とは名は似てるが全くの別人)である。
[編集] 概要
龐徳公は、襄陽ではよく知られた名士だった。彼と親交があった司馬微を『水鏡』、諸葛亮を『臥龍』、そして従子の龐統を『鳳雛』と名付けたという。また、正史では劉備が荊州牧の劉表の客将だった頃に、司馬微を訪ねて、その弟子の牧童が劉備に話した言葉の中に、龐統の従父としてその名が記されている。