プレイやん
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プレイやんとは、任天堂より発売されたゲームボーイアドバンスSP・ゲームボーイミクロ・ニンテンドーDS・ニンテンドーDS Liteと組み合わせて使うSDメモリーオーディオ、動画プレイヤー。
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[編集] 概要
MP3や動画(ASF、新機能追加ファイルによりMP4をサポート)の再生が可能。ゲームボーイアドバンスでは起動はするが、バッテリー性能が乏しいため(上記で動作保証しているハードとは違い、乾電池駆動であることが理由として推測される)、公式には使用不可としている。またゲームボーイプレーヤーでも使用はできるが公式には使用不可となっている。
キャッチコピーは「ムービーとおんがくに...」。
ニンテンドーDSは標準では動画や音楽再生機能を搭載していないが、プレイやんを使用することでDSを携帯音楽プレイヤにすることができる。プレイやんにはミニゲームを遊べる機能が搭載されており、SDカードに任天堂のホームページからソフトをダウンロードすると楽しむことができる。また、クラブニンテンドーオリジナルのミニゲームもある(現在はプレイやんミニゲームページ内にて配布中)。
なお、2GBのSDメモリーカードの動作保証はATP製のみの対応となっており、その他のものはほとんど1GBまでの対応だと思われる。(10月3日の更新でATP側のフォームウェアの更新により2GBのものは利用不可となったが、それ以前のものは利用可能。) miniSDカードやmicroSDに対してはアダプタの装着によって一部動作が確認されている。
また、mp3ファイルを再生する時は、あまりに低ビットレートのファイルは認識しないため、最低でも32kbps以上でエンコードする必要がある。無圧縮ZipやTarでアーカイブしたファイルも、拡張子をmp3にすれば再生できる。
ソフト画面や公式サイトに登場する、ドットでできた人形のようなキャラクターは、一部ファンに人気がある。プレイやん発売終了により処遇が心配されたが、その後2006年8月に発売された『リズム天国』にて登場している。同ゲームでは彼(?)の名前も「プレイやん」とされている。
[編集] PLAY-YAN micro
2005年9月13日よりゲームボーイミクロの発売に合わせて発売(プレイやんは9月11日をもって販売終了)。
- 画面デザイン・操作を一新。ミニゲームの再生機能が削除された。
- 新機能追加ファイル無しでMP4動画の再生ができるようになった。
- キーファイルにより起動時設定を記憶しておけるようになったほか、マリオのインターフェイスに変更できる。
[編集] 販売
- 初代プレイやんは任天堂ホームページ、カノープスダイレクトショップのみでの販売。PLAY-YAN microでは、それに加えて一般のオンラインショップでも販売されるようになった。なお、店頭では販売されていない。初代プレイやんは結果的に7ヶ月弱しか市場に出回らなかったことになる。
- 初代プレイやんの発売日(初回分発送日)直後、ハードウェア的な設計ミスにより音声出力の左右が入れ替わっていることが発覚したが、当時ネット直販限定商品だったことが幸いし、すぐに購入者全員に連絡メールが行き渡り交換対応がなされた。
[編集] 外部リンク
- プレイやん(任天堂公式ホームページ内)
- PLAY-YAN micro(任天堂公式ホームページ内)