ブナ科
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ブナ科 Fagaceae |
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分類 | ||||||||||
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ブナ科(Fagaceae)は双子葉植物綱ブナ目の木の分類名。世界に10数属、600種程度ある。雌雄同株で多くは喬木。
常緑樹も落葉樹もあるが、すべて木本。新芽は鱗片が螺旋状に並んだもので包まれる。雌雄同株で、雄花は穂状について垂れ下がり、いわゆる尾状花序である。果実は堅果で、総苞片に基部が覆われるか、全体が覆われ、その中に1個ないし2-3個が入っている形、つまりドングリ状である。温帯から亜熱帯にまで広く分布し、生育地のほとんどで、森林を構成する重要な樹種となっている。日本ではシイとカシ類が常緑広葉樹林の、ブナが落葉広葉樹林の重要な樹種である。
[編集] 種類
(日本で見られる主なもの)
- ブナ属 Fagus
- コナラ属 Quercus
- ミズナラ Quercus mongolica var. grosseserrata
- コナラ(ホウソ) Quercus serrata
- カシワ Quercus dentata
- ナラガシワ Quercus aliena
- クヌギ Quercus acutissima
- アベマキ(コルククヌギ) Quercus variabiris
- ウバメガシ(イマメガシ、ウマメガシ) Quercus phillyraeoides
- イチイガシ Quercus gilva
- ハナガガシ(サツマガシ) Quercus hondae
- ツクバネガシ Quercus sessilifolia
- アカガシ(オオガシ、オオバガシ) Quercus acuta
- シラカシ Quercus myrsinaefolia
- ウラジロガシ Quercus salicina
- アラカシ Quercus glauca
- シイノキ属 Castanopsis
- ツブラジイ(コジイ) Castanopsis cuspidata
- スダジイ(イタジイ、ナガジイ) Castanopsis cuspidata var. sieboldii
- クリ属 Castanea
- クリ(シバグリ) Castanea crenata
- マテバシイ属 Pasania
- シリブカガシ Pasania glabra
- マテバシイ(サツマジイ、マタジイ) Pasania edulis
[編集] 参考文献
- 林弥栄『日本の樹木 山渓カラー名鑑』 ISBN 4635090175
[編集] 関連項目
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