ハーバライフ
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ハーバライフ(Herbalife)は健康食品を販売する企業である。ハーバライフインターナショナル(Herbalife International)を頂点に世界62ヶ国で販売している。連鎖販売取引(所謂マルチ商法)を採用している。
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[編集] 概要
ハーバライフは1980年2月1日にマーク・ヒューズ(Mark Reynolds Hugues)が創設した。マークは母のジョー・アン(Jo Ann Hughes)が過剰なダイエットが原因で30歳代の若さで他界した悲しみからハーブを主原料に中国にわたり漢方の知識を取り入れた食品を開発した。自ら販売員(ディストリビューター)として食品を販売した。間もなくカナダに広まり、世界各地に広まっていった。
日本では1992年11月にハーバライフインターナショナルの日本法人として始まり、翌年営業を開始した。
[編集] ハーバライフインターナショナル
ハーバライフインターナショナルはアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスに本社がある。2000年にマーク・ヒューズが44歳で世を去るなどで一時低迷したが、ディズニー・インターナショナルでCEOを勤めたマイケル・O・ジョンソンをCEOに迎え巻き返しを目指している。
2004年12月16日、ハーバライフインターナショナルはニューヨーク証券取引所に上場した。(証券コード:HLF)
2005年12月6日、マイケル・O・ジョンソンがMarket Watch読者によるReaders' Choice CEO of the Yearに選ばれた。
2006年、フォーブス(日本語版)2006年3月号でハーバライフが取り上げられた。
[編集] 日本のハーバライフ
日本ではハーバライフ・オブ・ジャパン株式会社(本社:東京都港区赤坂)が統括している。代表取締役はウィリアム・ラーンである。ラーンは日本で育ち、日本の事情に精通していることが、M.O.ジョンソンに買われたものである。
日本においては勧誘の際にチラシやWeb上で、内職やSOHOなどと嘘で誘い込むブラインド勧誘(特に脇本和郎(現在は別のマルチ商法グローバルレボリューションに所属)と称するアトラスグループ(ライフワーク・あっと・ホーム)が有名であった。アトラスグループでは麻酔科医の森聡司が住居侵入と強制わいせつ事件を起こしている。森は家庭内の不和やマルチ商法の仕事がうまくいって無かった事でストレスが溜まっていたと供述。)や無理な勧誘、買い込みが横行し、業界や世間での評判を非常に悪くした。
フォーミュラー1、フォーミュラー2、フォーミュラー3、フォーミュラー4を基本に様々な健康食品を販売している。
最近は、ナイトワークスやリフトオフなどの新製品も販売している。
2005年と2006年、東レ・パン・パシフィック・テニスの公式スポンサーを務めた。
2006年からVリーグに協賛している。
同年、ビーチバレーのプロ選手浅尾美和のスポンサーも行っている。