ハンカチ
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ハンカチとは、ハンカチーフの省略形。ハンケチと称されることもある。
手を拭く、汗を拭う等に使う、通常は四辺を一にする正方形の布。欧米では鼻をかむことに使われている。
素材は綿、絹及び麻(リンネル)などが多い。近年の清潔志向を反映し、抗菌加工を施した素材も広く出回っている。ズボンやジャケットのポケットなどに入れたり、鞄に入れて持ち歩く。マジックにおける重要な小物の一つである。
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[編集] 日本での話題
- 2004年(平成16年)から2006年(平成18年)にかけてのイラク復興支援群などの派遣に際して、派遣自衛隊員の安全を願って黄色いハンカチを身につける運動が見られた。
- 2006年、第88回全国高等学校野球選手権大会の優勝校早稲田実業のエース斎藤佑樹が青いタオルハンカチで汗を拭くことから電子掲示板やマスコミから「ハンカチ王子」と呼ばれ、青いハンカチが全国でブームになった。
[編集] 文学のなかのハンカチ
- 徳富蘆花の「不如帰」で、プラットホームで分かれる場面で振られるハンカチは忘れがたい。
- 映画「幸福の黄色いハンカチ」
- 歌「水色のワルツ」(藤浦洸作詞、高木東六作曲)では、水色のハンカチが重要な位置を占める。