ハリファックス (航空機)
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ハリファックス
ハリファックス(Halifax)は4基のエンジンをもつイギリス空軍の爆撃機。ハンドレページ社(Handley Page)が開発し、アブロ社が開発したランカスターと同世代の重爆撃機(重爆)で、第二次世界大戦が終結するまで運用された。ハリファックスはオーストラリア空軍、カナダ空軍、ニュージーランド空軍、さらにポーランド空軍など多数の国で使用された。
[編集] 概要
ハンドレページ社は空軍省の出した仕様P.13/36に合致するバルチャーエンジン2基を搭載したH.P.56を開発したが、性能不足と判明した。しかし、1,280馬力のロールス・ロイス製マーリンエンジン4基に増強したH.P.57が設計され、イギリス空軍は最初の試作機が飛行する1939年9月24日以前に、重爆撃機の名称に慣例となっている町の名前としてウェスト・ヨークシャーから名づけられたハリファックス Mk Iをまず100機を発注した。
製造されたハリファックスは1940年11月にオウセのリントン基地の第35飛行隊に引き渡され、1941年3月の11~12日の夜にルアーブルに対して最初の爆撃を実施した。
ハリファックス Mk Iは両翼に6つの爆弾を搭載できる他、22フィートの爆弾庫を持ち、爆弾搭載量5,897 kg(13,000 lb)を可能にした。防御火器は機首に7.7mm(.303-in)ブローニング機関銃を2門、尾部に4門、そして胴体に2門を装備した。わずかな改良であったがMk Iが細分化され、最初のMk IはMk I シリーズ Iと称され、シリーズ IIではハリファックスの重量が58,000 lbから60,000 lb近くまで増え、シリーズ IIIでは燃料の搭載量を増強された。