ハチ公バス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハチ公バスは、渋谷区が東急トランセと京王バス東に委託して運行しているコミュニティバスの愛称。 正式名称は渋谷区コミュニティバスではあるが、一般公募から渋谷駅前の待ち合わせスポットとして知られている忠犬ハチ公にちなみ、ハチ公バスという愛称が付けられた。利用客向けの案内の多くにはこの愛称が使われている。
目次 |
[編集] 概要
[編集] 現行路線
運賃は大人、小児問わず1人100円均一。現金と専用の回数券(2000円で2100円分の乗車が可能)のみ使用できる。関東各地で使えるバス共通カードや東京都シルバーパスは使えない。
[編集] 夕やけこやけルート
2003年3月28日より運行を開始した。運行開始当初はこの路線のみでルート名はなかったが、2004年9月2日より後述の「春の小川ルート」が運行を開始し、いずれも同型の車両を使用することや渋谷区役所前が起点である事から、利用者の混同を防ぐ為に同日より「夕やけこやけルート」というルート名が付いた。なお、このルート名は、童謡「夕焼小焼」の作曲者である草川信が音楽教師をしていた長谷戸小学校の前を走ることに因むものである。運行担当は東急トランセ淡島営業所。車両は6台配置しており、5台使用・1台予備の体制となっている。
- 渋谷区役所→渋谷駅東口→青山学院西門→恵比寿区民施設→恵比寿駅東口→恵比寿ガーデンプレイス→恵比寿駅入口→恵比寿区民施設→代官山駅→渋谷駅西口→渋谷区役所
[編集] 春の小川ルート
2004年9月2日より運行を開始した。童謡「春の小川」のモチーフとなった河骨川の流れていた富ヶ谷を経由し、本町・笹塚地区を循環運行する。17.本町区民施設→21.六号大通りの間は、都内のコミュニティバス路線の中でも特に狭隘な道路を通過し、路上駐車があるとバスが通行できないことがあるため、交通整理員が添乗する。運行担当は京王バス東永福町営業所。車両は4台配置しており、3台使用・1台予備の体制となっている。
[編集] 車両
車両は日野自動車製のポンチョを使用しており、オレンジ色をベースに、マンガ太郎デザインによるハチ公をモチーフとしたイラストが描かれている。東急トランセの車両と京王バス東の車両では塗装が多少異なっている。