ネヴァービート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

ネヴァービート
性別	牡
毛色	栃栗毛
品種	サラブレッド
生誕	1960年
死没	1985年 9月24日
父	Never Say Die
母	Bride Elect
生産
生国	イギリス
馬主
競走成績	10戦1勝
獲得賞金	402ポンド
■Template （■ノート）

ネヴァービートは、イギリスの競走馬。半兄に、1962年のセントレジャーステークス優勝馬ヘザーセットがいる良血馬で、種牡馬として日本に輸入され成功を収めた。また、半弟のボールドアンドブレーヴも種牡馬として日本に輸入されている。

[編集] 来歴

競走成績は、2歳、3歳時に10戦1勝。重賞では入着級と、競走馬としては大成できなかったが、良血が買われて、種牡馬として日本に輸入されることとなった。

1964年から種牡馬としての併用が開始され、初年度産駒からいきなりマーチス、ルピナスと2頭のクラシック馬を生み出した。その後も、コンスタントに優秀な産駒を輩出し、1970年、1972年、1975年、1977年のリーディングサイアーに輝いた。ブルードメアサイアーとしても、メジロラモーヌやサクラユタカオー等の活躍馬を送り出すなど、優れた成績を残しており、1984年、1986年、1988年のリーディグブルードメアサイアーとなっている。後継種牡馬には恵まれなかったが、現在は牝系に入ってその血を伝え、高い影響力を保っている。

1982年に種牡馬を引退し、浦河町の荻伏牧場で余生を送っていたが、1985年に老衰のため死亡した。

[編集] 代表産駒

マーチス（皐月賞、阪神3歳ステークス）
ルピナス（優駿牝馬）
リキエイカン（天皇賞(春)、阪神3歳ステークス）
インターグロリア（桜花賞、エリザベス女王杯）
クニノハナ(ビクトリアカップ)
グランドマーチス（中山大障害、京都大障害）

[編集] 母の父としての代表産駒

メジロラモーヌ(桜花賞、優駿牝馬、エリザベス女王杯)
サクラユタカオー(天皇賞(秋))
キョウエイプロミス(天皇賞(秋))
スズカコバン(宝塚記念)
ダイタクヘリオス（マイルチャンピオンシップ)
パッシングショット（マイルチャンピオンシップ)

[編集] 血統表

ネヴァービートの血統　（ナスルーラ系／Nearco 3×3=25%、Blandford 5×4×5=12.50%、The Tetrarch 5×5=6.25%）
父 Never Say Die 1951　栗毛	Nasrullah 1940　鹿毛	Nearco	Pharos
			Nogara
		Mumtaz Begum	Blenheim
			Mumtaz Mahal
	Singing Grass 1944　鹿毛	War Admiral	Man o'War
			Brushup
		Boreale	Vatout
			Galaday
母 Bride Elect 1952　黒鹿毛	Big Game 1939　鹿毛	Bahram	Blandford
			Friar's Daughter
		Myrobella	Tetratema
			Dolabella
	Netherton Maid 1944　黒鹿毛	Nearco	Pharos
			Nogara
		Phase	Windsor Lad
			Lost Soul F-No.21-a