ナンバーガール
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ナンバーガール (NUMBER GIRL) は、1995年8月に福岡で結成されたロックバンドである。
バンドを結成するまで宅録でやっていた向井秀徳がバンドを組もうと決意し、知り合いの中尾憲太郎を誘う。その中尾がライブを観て是非組もうと思っていたのが田渕ひさ子であり、そのまま田渕も呼ばれることになる。同時にアヒト・イナザワを誘いナンバーガールは結成された。アルバム『SCHOOL GIRL BYE BYE』の時は、向井の高校の同級生でグラフィックデザイナーの三栖一明が「グラフィック担当」としてメンバーの1人になっていた。
1999年の5月に東芝EMIよりシングル『透明少女』でメジャーデビューを果たす。
2002年11月30日、LIVE TOUR「NUM-無常の旅」最終日 札幌PENNY LANE24で惜しまれつつも解散。
目次 |
[編集] メンバー
- 向井秀徳（むかい しゅうとく、1973年10月26日 -） ギター、ボーカル
- 田渕ひさ子（たぶち ひさこ、1975年12月9日 -） ギター
- 中尾憲太郎 21～28才（なかお けんたろう、1974年6月17日 -） ベース
- アヒト・イナザワ （1973年6月6日 -） ドラム
[編集] 名前の由来
向井が宅録時代に名乗っていたユニット名が「ナンバーファイブ」（The Beatlesの編集盤から命名）であり、その後バンドメンバーを募集したときのベースとドラムがやっていたバンド名が「カウガール」（Neil Youngの名曲から命名）であった為、これを合体させたものだと思われる。
[編集] 音楽的特徴
80年代、90年代のピクシーズ、ソニックユース等のオルタナティブ・ロックの影響を受けたといわれる、硬質でザックリとしたギターロックである。向井のコード弾きに田渕の激しい高音のギターがかぶさり、ストレートな中尾のベース、連打を多用するアヒトの激しいドラムがそれを支える。シングル『Destruction Baby』あたりから、ダブ／レゲエ的な音響処理が用いられるようになり、ポストパンクを思わせるギター・プレイが色濃くなっていく。これはデイヴ・フリッドマンのプロデュースによるところが大きい。コンピレーション盤『極東最前線』に収録された『TOKYO FREEZE』においては、向井独特のラップを披露し、以降の独特なヴォーカル・スタイルの雛形となる。ラスト・アルバムとなった『NUM-HEAVYMETALLIC』においては、祭囃子的な和の要素を取り入れ、より過激かつ異質なサウンドを展開する。
[編集] プロモーション・ビデオ
ナンバーガールのプロモーション・ビデオには向井が監督したものが多数あり、それらは「新日本現代映画」という名義でクレジットされる。
[編集] メディア出演
メジャーデビュー当初からSKY PerfecTV!の音楽専門チャンネルVIEWSIC（現MUSIC ON! TV）やスペースシャワーTV等他に出演し、前に挙げた2局ではよく特集が組まれていた。
2002年には日本テレビ系列のドラマ『私立探偵濱マイク』にゲストとして出演している。
[編集] ディスコグラフィー
[編集] カセットテープ
- Atari Shock（96年2月）
- Omoide in my head（96年6月）
[編集] シングル
- DRUNKEN HEARTED（1998年8月20日）
- 透明少女（1999年5月26日）
- DESTRUCTION BABY（1999年9月22日）
- URBAN GUITAR SAYONARA（2000年5月31日）
- 鉄風 鋭くなって（2000年11月29日）
- NUM-AMI-DABUTZ（2002年3月20日）
- I Don't Know（2002年4月8日）※映画『害虫』サウンドトラック
[編集] アルバム
- SCHOOL GIRL BYE BYE（1997年11月1日）（1999年1月20日に再発）
- SCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICT（1999年7月23日）
- シブヤROCK TRANSFORMED状態（1999年12月16日）※ライブ盤
- SAPPUKEI（2000年7月19日）
- NUM-HEAVYMETALLIC（2002年4月26日）
- サッポロOMOIDE IN MY HEAD状態（2003年1月29日）※ライブ盤
[編集] DVD
- 騒やかな演奏（2001年6月20日）
- NUMBERGIRL映像集（2003年3月26日）
[編集] omoide in my head project
- OMOIDE IN MY HEAD 1 ~BEST&B-SIDES~（2005年03月02日）
- OMOIDE IN MY HEAD 2 記録シリーズ１（2005年06月22日、4枚組ライブ盤、初回DVD付）
- OMOIDE IN MY HEAD 2 記録シリーズ２（2005年06月22日、4枚組ライブ盤、初回DVD付）
- OMOIDE IN MY HEAD3 記録映像（2005年09月28日、4枚組DVD）
- OMOIDE IN MY HEAD4 珍NG & RARE TRACKS（2005年12月14日、初回DVD付）
[編集] ライブ会場・通販限定販売
- 記録シリーズ黒（01年、カセットテープ）
- 記録シリーズ黄（02年、2枚組CD）
- 記録シリーズ緑（02年、2枚組CD）
[編集] その他
- V.A 『SUPER NOVA VOL.1 UNI』(1999年1月20日)
- 『SAMURAI』と『ウェイ』の二曲を収録。
- V.A 『極東最前線』(2000年7月16日)
- 『TOKYO FREEZE』を収録。
- V.A 『けものがれ、俺らの猿と オリジナル・サウンドトラック』(2001年5月30日)
- 『ZAZENBEATS KEMONOSTYLE』を収録。
- 『クイック・ジャパン』Vol.42(2002年4月)
- 雑誌付録シングルCD。『NUM-AMI-DABUTZ(猫町version)』を収録。
- 同名曲を向井の自宅にて打ち込みで再録音したもの。バンド名義だが実質は向井ソロ。
- V.A 『タダダー! トリビュート 至福刑事 Vol. 2』(2002年5月10日)
- 『U-REI』のレイ・ハラカミリミックスを収録。
- グループ魂 『Run魂Run』(2002年12月25日）
- 『あの歌の故郷を訪ねて』にメンバー全員で参加。
- バンドとして最後のスタジオレコーディング音源はコントだった。
