ナディア・ペトロワ
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ナディア・ペトロワ(Nadia Petrova, Надежда Викторовна Петрова, , 外国人名の日本語表記に即したより正確な読みは、ナヂェージダ・ペトローワ 1982年6月8日 - )は、ロシア・モスクワ出身の女子プロテニス選手。近年躍進の著しいロシア女子テニス界を支えている選手のひとりである。同僚のマリア・シャラポワなどに比べると派手さはないが、全仏オープンで抜群の強さを発揮してきた。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。自己最高ランキングはシングルス3位(2006年5月)、ダブルス3位。これまでにツアーでシングルス6勝、ダブルス12勝を挙げる。
ジュニア時代の1998年、全仏オープンのジュニア部門でエレナ・ドキッチ(当時オーストラリア国籍)を破って優勝したことがある。1999年9月にプロ転向。2003年の全仏オープン1回戦で第12シードのモニカ・セレシュを 6-4, 6-0 で破り、ここから波に乗ってベスト4に進出した。その準決勝ではキム・クライシュテルスに 5-7, 1-6 で敗れている。2005年の同大会では第7シードに選ばれ、2年ぶり2度目の準決勝に進出したが、ジュスティーヌ・エナン=アーデンに 2-6, 3-6 で敗れた。2005年10月30日にオーストリア・リンツ大会の決勝でパティ・シュナイダー(スイス)を 4-6, 6-3, 6-1 の逆転で破り、宿願のシングルス初優勝を達成した。
2006年にペトロワはシングルスでも大きく躍進し、3月にカタール・ドーハの大会で2勝目を挙げると、4月に入ってから2週連続優勝を達成し、5月第2週の「ドイツ・オープン」でも優勝した。ところが、大会第3シードに選ばれた全仏オープンでは1回戦で日本の森上亜希子に 2-6, 2-6 のストレートで完敗してしまう。10月第1週にドイツ・シュトゥットガルトで行われた「ポルシェ・グランプリ」決勝でフランスの新鋭タチアナ・ゴロビンを破り、シングルスで年間5勝目を記録した。