ドゥーチェ
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ドゥーチェ(Duce)とはイタリア語でファシスト党での党首を指すが、これはつまりベニート・ムッソリーニの事であり、彼の称号である。 総領、総統、首領などと訳されることも多いが、ムッソリーニが活躍していた当時の日本の新聞などでは統帥と訳されていた。 それ以前にはフィウーメで独立国家を宣言しその元首を名乗ったガブリエーレ・ダンヌンツィオがいる。
ムッソリーニの場合、正式にはイタリア国王が元首であり、ムッソリーニは首相であるが、その権限などにおいて事実上の元首と行って差し支えなかった。
語源はラテン語で「dux」で、イタリア語での「公」(duca)やドージェ(doge)と同じ語源である。 また、イタリア語のドゥーチェ(duce)と言う言葉には古代ローマ時代の役職の意味もある。
ムッソリーニ以前は指導者を指す言葉として使用されており、ムッソリーニ自身もファシスト党結成以前からこの意味でドゥーチェと呼ばれていた。
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