トウカイローマン
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| 性別 | 牝 |
|---|---|
| 毛色 | 黒鹿毛 |
| 品種 | サラブレッド |
| 生誕 | 1981年5月19日 |
| 死没 | - |
| 父 | ブレイヴェストローマン |
| 母 | トウカイミドリ |
| 生産 | 岡部牧場 |
| 生国 | 日本（北海道浦河町） |
| 馬主 | 内村正則 |
| 調教師 | 中村均（栗東） |
| 競走成績 | 30戦5勝 |
| 獲得賞金 | 1億9101万9000円 |
トウカイローマン（1981年5月19日 - ）は、父ブレイヴェストローマン(*Bravest Roman)、母トウカイミドリ（母の父ファバージ*Faberge）の間に生まれた競走馬であり、現在は繁殖牝馬である。
トウカイテイオーは自身の甥にあたる。
[編集] 戦歴
1983年11月26日、中京競馬場でデビュー、2着。次の新馬戦で初勝利を飾る。その後条件戦を勝ちオープンに上がるも、勝てない日が続く。だが桜花賞で4着に入り、優駿牝馬（オークス）の優先出走権を獲得する。そして5月20日、トウカイローマンは25頭中9番人気の低評価をあざ笑うかのように2着ダイアナソロンに1馬身3/4差をつけて勝利する。これが、デビューから7戦目で3勝目だった。
しかしそれからは、長い期間勝利から見放されてしまう。芝、ダート、北海道から近畿まで様々な地で戦うも、連にも絡めない日が続く。4勝目は優駿牝馬から丸2年も経った後のことだったが、奇しくも優駿牝馬と同じ東京競馬場の2400mでのレースであった。なお、このとき生涯30戦の中で2度しかなかった1番人気に見事こたえている。
その後も勝利にはなかなか絡めず、翌年牡馬を相手に勝利した京都大賞典が最後の勝ち鞍となった。このときの鞍上はデビューした年の武豊。今では日本の競馬界の第一人者とも言える彼の初重賞制覇は、トウカイローマンによるものだった。 この年限りで引退し、今では繁殖牝馬になっているが、目だって有名な産駒には恵まれていない。
なお、引退する年の春、トウカイローマンは新潟大賞典に出走し2着に入り現役続行が決まった。このためにシンボリルドルフとの同年の東京優駿（日本ダービー）優勝馬×優駿牝馬（オークス）優勝馬の種付けというチャンスが流れ、代わりに半妹のトウカイナチュラルと種付けしたことでトウカイテイオーという名馬が生まれたことは、競馬という世界の偶然から生まれた奇跡のエピソードのひとつであろう。また、トウカイテイオーが伯母のトウカイローマンと同じく中京競馬場からデビューしたことも、何か運命的なものを感じさせる。
なお、トウカイローマンはヤマノシラギクに次いで、牝馬で2頭目のJRA競馬場全10場出走を果たしている。
[編集] 主な勝ち鞍
| トウカイローマンの血統 ネヴァーベンド系（ナスルーラ系）／Nasrullah3×4=18.75% Blenheim5×5=6.25% | |||
|
父
*ブレイヴェストローマン Bravest Roman 1972 鹿毛 |
Never Bend 1960 鹿毛 |
Nasrullah | Nearco |
| Mumtaz Begum | |||
| Lalun | Djaddah | ||
| Be Faithful | |||
| Roman Song 1955 鹿毛 |
Roman | Sir Gallahad | |
| Buckup | |||
| Quiz Song | Sun Again | ||
| Clever Song | |||
|
母
トウカイミドリ 1977 鹿毛 |
*ファバージ Faberge 1961 鹿毛 |
Princely Gift | Nasrullah |
| Blue Gem | |||
| Spring Offensive | Legend of France | ||
| Batika | |||
| トウカイクイン 1966 鹿毛 |
*アトランテイス Atlantis |
Milesian | |
| Atlantida | |||
| トツプリユウ | *フアイナルスコア | ||
| ブリユーリボン F-No.19-b | |||
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