ソフトウェア
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ソフトウェア(software)は、コンピュータが処理を制御するプログラム全般を示し、物理的装置であるハードウェアと対比させて言うときに使う。プログラムとほぼ同義だが範囲は更に広い。ソフトとも呼ばれる。
日本では、ハードウェアと対比する用法が転じ、映像や音楽等のコンテンツ(映画、ドラマなどの作品をビデオテープやDVDなどの記録メディアに収録したもの)もソフトウェアと呼ぶ。
[編集] 概要
ソフトウェアは、物理的なハードウェアと対比した言葉であり、LSIなどの電子回路そのものは、コンピュータに処理をさせる手順を記述していても、物理的な物であるのでソフトウェアとは呼ばない。ハードウェアでありソフトウェアでもある中間的な存在として、ファームウェアがある。
ほとんどのコンピュータはオペレーティングシステムと呼ばれる特別なソフトウェアプログラムでリアルタイムに機械が制御される。ソフトウェアの他の形態にはプログラム言語のアセンブラおよびコンパイラ、企業および家庭向けアプリケーションソフトウェア(分類を参照)がある。
1957年にJohn W. Tukeyがこの意味で「ソフトウェア」の用語を最初に使用した。情報工学およびソフトウェア工学では、ソフトウェアはコンピュータシステム、プログラム、データにより処理される情報全般やあらゆる「機械装置以外のもの」を示す。記憶装置に異なる命令群を読み込んで計算を制御する概念は階差機関の一部としてチャールズ・バベッジが考案した。これがほとんどの近代ソフトウェアの基礎となるという理論はアラン・チューリングのエッセイで初めて提唱された。
[編集] 分類
ソフトウェアを機能別に分類すると、以下のようになる。
- 基本ソフトウェア:
- 応用ソフトウェア
- アプリケーションソフトウェア - Webブラウザ、ゲームソフトから業務用ソフトまで多岐にわたる。
- ツールソフトウェア - オペレーティングシステムを補助するソフトやソフト開発ツールなど。
ライセンス形態で分類すると、以下のようになる。
[編集] 関連項目
カテゴリ: ソフトウェア | コンピュータの仕組み