ソウルイーター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウィキポータル |
日本の漫画作品 |
日本の漫画家 |
漫画原作者 |
漫画雑誌 |
カテゴリ |
漫画作品 |
漫画 - 漫画家 |
プロジェクト |
漫画作品 - 漫画家 |
ソウルイーター(SOUL EATER)は、大久保篤の漫画作品。「月刊少年ガンガン」(スクウェア・エニックス刊)で2004年から連載されている。 2003年に本編の前振りとなる3つの短編がそれぞれ「ガンガンパワード」平成15年夏季号、秋季号、「月刊ガンガンWING」平成16年1月号に掲載されており、それらは単行本第1巻に収録されている。事実上の第1話は「月刊少年ガンガン」平成16年6月号掲載の「補習授業(前編)」である。
目次 |
[編集] 概要
作者の『B壱』に次ぐ2作目の連載作品となる。 本編の前振りの短編の時から、「月刊少年ガンガン」としては異様な宣伝攻勢を行なっていた為、 現在、誌面で人気である『鋼の錬金術師』が終了した後の売上を維持する意図があるとの声もある。
[編集] あらすじ
舞台は死神武器職人専門学校、通称『死武専』。
ここに通う「職人」のマカと「武器」のソウル・イーターを軸として物語を展開していく。 この学校は、「職人」と「武器」を育成することを目的とした学校で 「職人」と「武器」でペアとなり悪人の魂99個と魔女の魂1個を集めると「武器」は死神様の下に遣える「デスサイズ」という者になれる。
[編集] 「職人」と「武器」
「職人」と「武器」で1つのペアとなる。 「職人」と「武器」は魂の波長が近いほど戦闘能力があがる。 「武器」は、職人の魂の波長を増幅し波長のコントロールをサポートする役割を持っており、実質戦闘に参加するのは「職人」である。 「武器」は自分の得意とする形態の武器に変化し、「職人」のサポートをする。また「武器」は体の一部を武器にすることができる者もいて、それを利用して「武器」一人だけで戦う「武器」もいる。(ジャスティンやギリコ) 熟練した「職人」には魂の種類や位置を感知したり、魂そのものを見る能力がある者もいる。 「武器」は最初人間を加工して作り上げられた種族であったが、時代が下るにつれて世襲化しているところを見ると
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 登場人物
人物名右の声優は、ドラマCDのキャスト。
[編集] 死武専
アメリカネバダ州、死神様のお膝元の街「デス・シティー」のほぼ中央に存在する。死神様の名の下に「職人」と「武器」を養成する教育機関であり、全世界に散らばっているデスサイズスや武器・職人達を纏める本部でもある。現存するデスサイズが八人であることから、デスサイズにまで到達できる者はそうはいないと考えられる。
- 死神様(しにがみさま) - 声優:大林隆介
- 『死武専』の長である人物で、死神。デス・ザ・キッドの父。その魂はデスシティー1つを覆い尽くすほど巨大。かつて狂気に走った初代鬼神を封印した張本人。そのため、デスシティーを出ることはできない。昔はかなり怖かったらしく、着けてる仮面もいかにも”死神”というような恐さだったが、子供に泣かれるので今の仮面に変えたとのこと。
- 今では性格・口調はともにかなり軽くなった(でもキレると昔通りの口調に戻り、かなり恐い)が実力は本物。死武専の子供達を見守る目は温かい。本名はストレートに「死神(もしくは、デス)」であるのか、別にあるのか不明。この世界の人間(もしくは武器)達の中は彼のことを神や秩序としてみるものが多く、ある種の絶対者であることがわかる。
- デスサイズ(旧名:スピリット) - 声優:平田広明
- デスサイズスのうちの一人でシュタイン、マカの母親とペアを組んでいた「武器」。本体は鎌であるため、八人いるデスサイズの中で厳密にこの称号を名乗れるのは彼だけである。マカの父親だが、現在はマカの母親と離婚してしまい親権は持っていない。極端なほど女好きの所為で、娘であるマカに毛嫌いされているが、実際はとても娘思いな(元)父親。普段からデスシティーに留まるデスサイズである。
- ジャスティン=ロウ
- デスサイズスのうちの一人でヨーロッパ担当。神父のような格好をしている。13歳でデスサイズスの一人になった史上最年少デスサイズで、その実力は本物。今は17歳。本体はギロチンで職人がいなくても一人で戦える。常に”爆音”と言って良い位の大音量で音楽を聴いているので他人の話を聞かないが、読唇術が使えるので一応会話をしようと思えばできる。フランシスコ・ザビエルのような髪型に見えるのだが、只の帽子である(第23話中で頭を蹴られ帽子がズレているコマがある上に7巻の表紙では帽子が白い)。技の一つ「ロウ・アバンティング・シルバーガン」は、作者の過去作品「B壱」に登場した七海陽平の使う銃の名前と同名。
- マリー・ミョルニル
- デスサイズスのうちの一人でオセアニア担当。常に眼帯をしている。死神様の命令でこの度死武専に戻ってきた。一応癒し系ではあるのだが、気の毒な位に男運が無い。その理由は、尽くし過ぎる性格につきあった男達が皆引いてきたから。実際、他人の世話を焼きたがる節がある。とうとう「人間以外(便器)と結婚する」とまで言いだした(自分の全てを受け止めてくれるから)ほど。ちなみに初恋の人はシュタイン。
- 死神様は彼女の人畜無害な癒し系オーラでシュタインの中で目覚めかけている狂気を相殺させようと考えている。名前の由来は北欧神話の神トールの持つ槌ミョルニルだと思われる。
- 弓 梓
- デスサイズスのうちの一人で長い黒髪にメガネのアジアンビューティー。本体は石弓。狙撃を得意とし、10km以内なら誤差1mmもなく狙撃する事が可能。あだ名は「キング・オブ・委員長」。東アジア担当だったが、マリーの代わりにオセアニア担当も兼任することになった。名前の由来は、「徒然草」の中の「梓弓」だと思われる。
[編集] 職員
- フランケン=シュタイン - 声優:宮本充
- 先輩、スピリット(現デスサイズ)とペアを組んでいた「職人」で、サディストかつマッドサイエンティストな死武専教職員。死武専最強の職人と称されるほど強い。魂の波長を相手に送り込む能力に長け、武器無しでもかなりの戦闘能力を持つ。また観察・対応力に優れており、好奇心が少しでもあればどんな武器でも扱えてしまう。
- 「ヘラヘラ」と笑っていることが多い。体中につぎはぎがあり、頭にはねじが刺さっているというフランケンシュタインの怪物のような男で、白衣を着ている。実験狂で、その欲求はあまりに深く自分の体を使って実験をすることすらある。さらにかつてペアを組んでいたスピリットを使って彼が寝ている間こっそりと毎夜人体実験を行い続けるという始末。椅子に座ったまま移動しよくこけるなど惚けた面があるが、メデューサの正体に逸早く気付く等、頭の切れもなかなか。阿修羅(後述)が目覚めたことで彼の狂気に同調し始めている(本人もその自覚はあり、呑まれないようにと自制している)。狂気の影響か、時折メデューサの幻覚を見る事がある。
- 死人(シド) - 声優:赤城進
- ナイグスとペアを組むナイフ職人で、渋くて堅気な性格の死武専教職員。過去、眉間に自由の女神が刺さって死亡、シュタインによってゾンビとして蘇ったが、眉間の穴はそのまま。生前の自分をさして「俺は~~~そんな男だった」と誇る事が多いが、自分の流儀に合わない事をした場合には「それも生前の話だ」との発言もあった。魂の共鳴で「強制土葬」という技が使える。
- ミーラ=ナイグス
- シドと組んでいる武器で本体はナイフ。女性で、ミイラのように体全身に包帯を巻いている。今は死武専の臨時保健医として死武専に在籍。
[編集] 生徒
- ソウル=イーター - 声優:保志総一朗
- マカとペアを組む武器の少年で、本体は鎌。「COOL」な男を目指しているが性格はやや乱暴。またシニカルな面もあるが、マカを見る目は温かい。魂が好物。過去のクロナとの戦いで魔剣に斬られ、黒血が体内に入り込む。それ以降、ソウルの精神空間に、「狂気」の象徴らしき「ダブルスーツを着た小鬼」が出現するブラックルームが現れる。尚、この状態で職人と共鳴すると、職人側にも狂気が現れる。
- マカ=アルバーン - 声優:竹内順子
- ソウル・イーターとペアを組んでいる鎌職人の少女。武器のデスサイズと人間の母親との間に産まれたハーフである。母親優等生だが、負けず嫌い。生魚は食べられないらしい。怒ると本の角で脳天を叩くマカチョップをくりだす。若年でありながら、退魔の波長を出す事ができる鎌職人伝統の大技「魔女狩り」を放つ。過去のクロナとの戦いで自分を庇ってソウルが斬られたことに強い責任を感じ、以後彼を守る為に強くなることを望むようになる。稀に「摩訶」という表記もされる。
- ブラック☆スター - 声優:小林由美子
- 椿とペアを組む暗器職人。暗殺者とは思えないほど目立ちたがりでお調子者。だが死武専生の中でも実力はかなり高いほうであり、魂は大きくて力のコントロールに長けている。ただし性格が災いして万年補習生徒、さらにとても頭が悪く、テストでカンニングをしようとして発覚し晒し者にされたこともある。また大の自信家でことある毎に「自分はビッグだ」と語り、小物扱いされる事を何より嫌う。しかし逆にその性格故に常に自分にプレッシャーを与えて己を鍛えているため、強力な魂を持つ。体術を得意とし、魂の波長を相手に直接送り込む事も出来る。殺しを生業とする一族、「星族」の唯一の生き残り。
- 中務椿(つばき) - 声優:能登麻美子
- ブラック☆スターとペアを組む武器で、本体は5種類(鎖鎌、忍者刀、煙球、手裏剣、変わり身)に変化できる暗器。更に、かつては兄の本体であった「妖刀」の力を取り込み、自分の物として変化できるようになった。しかし使い手の力を急速に奪い取るため、あまり長い時間使うことはできない。優しい性格で、ブラック☆スターの数少ない理解者の一人である。容姿端麗の和風美女。アラクネが作った魔武器直系の一族「中務家」出身。
- デス・ザ・キッド - 声優:本田貴子
- 死神様の息子。リズ、パティーのトンプソン姉妹とトリオを組む職人。死武専に入学しているが死神で、文武両道に長けた天才。清潔好きが行き過ぎて、性格は極度の神経質。特に左右対称にはかなりうるさい。そのため自分の髪の色が一部だけ違い、左右対称でないことをかなり気にしていて、そのことを他人に指摘されると途端に鬱になり死にたがる。そしてナイーブな面があり傷つきやすい。魂の力を自在に抑えることに長け、全開すると巨大な力を放つ。戦闘時にはトンプソン・2丁拳銃と死神体術を組み合わせた戦闘法ガン=カタを操る。死神の体質としてあらゆる毒物をはじき返すため、髪が染まらないとのこと。
- リズ=トンプソン - 声優:甲斐田裕子
- キッドとトリオを組む武器。本体は妹のパティーと二人で一対になる二丁拳銃で、弾は使い手の魂の波長を圧縮して放つという形の物。普段はしっかり、きっぱりしているが、幽霊などに対しては極端に臆病。昔は街で人々を脅してカツアゲをする不良姉妹だったが、たまたまキッドをカツアゲしたのがきっかけで、彼の元にいくこととなる。妹より胸が小さいこと(実際両方とも巨乳だが)を気にしているようだ。
- パティー=トンプソン - 声優:沢城みゆき
- 姉のリズと共にキッドとトリオを組む武器。子供っぽい性格で、頭のネジが抜けたような突飛な行動に出ることが多い。悪口はエグいものが多く、ショックに陥ったキッドでさえもその悪口には逆らえない。死武専の筆記試験ではキリンを作った(黄色のクレヨンを好く使う)。
- クロナ
- ラグナロクの使い手。魔剣ラグナロクが体内に埋め込まれており、そのために黒血を体内に持ち、その「狂気」を使う。極度の人見知りだが、自らの(主にラグナロクの虐めの所為で)怒りが頂点に達し、ハイになると口調が荒む。幼少の頃から誰にも接してもらえない人生を送っていたが、マカと戦いで精神が安定。現在はラグナロクと共に死武専に体験入学中。根暗で引っ込み思案な性格は変わっていないが、命懸けでマカを守るなど心は開いている様子。マカとその仲間達の温かな励ましで友達意識が生まれ笑顔を見せ始めたが、復活したメデューサが接触したことにより、無理矢理スパイ行為をさせられている。メデューサの実の子供で、設定上として性別は不明。
- ラグナロク
- クロナとペアを組み、その体内に黒血として潜む武器で、本体は両手持ちの柄に両刃の黒刀。クロナの狂気を武器にするために生まれてきたのか、意地が悪く捻くれた性格。だが一応、クロナの言うことを聞く一面がある。クロナの背中から出てきていることが多く、散々虐めるだけではなく竜のような姿に変わり飛行することもできる。死神様に今まで奪ってきた魂を没収されたため体が縮んだ。そのせいかクロナへの虐めが多少落ち着くようになったようである。基本的に誰の味方もするつもりも無い。名前の由来は北欧神話の「ラグナロク」からだと思われる。
[編集] メデューサ一派
魔女と死神は遥か昔より抗争を繰り広げていた。放埓を楽しみとしてきた彼女等と秩序の体現者である死神は相容れなかったようだ。魔女達は魔女の女王のもと、定期的にミサを開くなどしているようだが、統制は緩くある程度は放任されているようだ。
- メデューサ
- 蛇使いの魔女で、死武専に保健医として潜り込んでいた。クロナの実母で、クロナに黒血の武器ラグナロクを埋め込んだ張本人。初代鬼神復活を企てた。作者曰く「髪型は保険医の時は右巻きで魔女の時は左巻き」であるが、2巻の初登場時は逆(魔女なのに右巻き)であった。魔法を使うときの呪文は「ネークスネーク コブラコブブラ」。矢印型の矢、「ベクトルアロー」や、上に乗ったものを矢印の方向に吹き飛ばす「ベクトルプレート」などを得意とする。
- 自分と同じタイプの研究者であるシュタインを仲間に誘うなどしており、停滞した世界に何らかの形であれ、変革を求めていた。魔女の中では屈指の力を持っていたがシュタインとの激闘の末に倒され、魂ごと消滅。したかに見えたが、その後レイチェルという少女の体を乗っ取り復活。
- フリー(魔眼の狼男)
- 大魔女の左目、魔眼を奪い取り200年間投獄されていた男。映画鑑賞(コメディ?)が好きなのか、昔見た映画(大脱走か?)の影響でスプーンを使って脱獄するのに憧れ、逃げきれたにも関わらずわざわざ捕まったが食事がすべて箸だったため失敗。その肉体は不死身で、体を斬られても貫かれても何てことは無い。人型から狼男に変身でき、強大な氷の魔法と空間魔法を操る、また身体能力がかなり高い。
- がしかし、投獄されっぱなしの理由からも推測できるようにかなりドジを踏みやすい性格が災いし、自滅する事も多い。魔法を使う時の呪文は「ウールッフウルブス ウルフウルブス」。義理深い性格で、また死神とその法を嫌うこともあり、脱獄の手助けの礼もあってメデューサに協力している。
- エルカ=フロッグ
- カエルの魔女。かつて目障りなメデューサを潰そうとして返り討ち、体内に彼女の号令一つで宿し主を裂き殺す蛇を何匹も入れられ、脅されて協力している。だが破壊行動は好きなので、やや協力的な姿勢も見せる。メデューサがシュタインに敗れたことで自由を手に入れたと思ったも束の間、魂を再構築し生き延びたメデューサに再び捕まってパシられる羽目に。オタマジャクシ型の爆弾「おたまボム」を使う。魔法を使うときの呪文は「カエロッグフロエル ゲコエルフロッグ」。
- ミズネ
- ネズミの魔女。6人姉妹だったが長女はメデューサによって殺害される。「チチチ」としか喋らないが、5人で合体する事でかなりの美女になり喋ることも可能となる(ブレア並みの巨乳)。
合体前の形態では、ビーム髭が攻撃手段。
[編集] アラクノフォビア
- アラクネ
- 魔女。ゴーゴン三姉妹の長女でメデューサの姉、つまりクロナの伯母にあたる。魔女の魂を使って最初に魔武器を作り出した、いわば魔武器の母。そのため、800年前に身を隠すため自分の体を蜘蛛にしバラバラにして行方をくらます。魂はゴーレムの中に残っている。800年かけてアラクノフォビアという組織を創り上げた。武器は扇子。メデューサに裏切られた過去があるらしく、姉妹仲は悪い。名前の由来は「ギリシャ神話」の「アラクネ」。
- ギリコ
- 初登場時は「ソウ」と名乗っていた魔凶器人形技師。変身するとチェーンソーになる。自らが造ったゴーレムに自分を使わせているが自分の体の一部だけを武器化して一人で戦うこともできる。その際の実力は、デスサイズスの一人であるジャスティンとも互角に戦えるほど。本人によるとエンチャンター(人形技師)の技術を使って自分の記憶を遺伝子にプログラム化し自分の子供に託したらしい。モスキートと仲が悪い。
- 魔凶器なので魔武器ではないという意見が多いが、魔鎌、魔暗器など同様に武器の種類として凶器が用いられていると思われる。
- モスキート
- アラクネの仲間というか執事。アラクネの事を「アラクネ様」と呼んでいる。山奥にレッドカーペットを敷き、その上最高級のリムジンでアラクネを迎えに来たがギリコによって屋根の部分を破壊される。そのギリコの行動にかなり激怒していたり、喧嘩したりなど彼とは仲が悪い。実は老いた化け物で、鼻を伸ばして攻撃する。
- ミフネ
- 無限一刀流の使い手である用心棒。彼の魂は普通の人の99個分にあたり、剣神と称されている。もともとは魔女アンジェラの用心棒だったが、アンジェラの身の保護と引き換えにアラクノフォビア魔道具開発研究所の用心棒になる。読みきりの時にブラック☆スターと戦っている。子供好き。
- アンジェラ=レオン
- 魔女であるが、幼いため魔力が弱い。そのためミフネに用心棒として守ってもらっている。カメレオンの帽子を被っているが、何の魔女であるかは不明。
[編集] 鬼神
99個の悪人の魂と最後に1個の魔女の魂。これはあくまで死神の定めたルールであり、実際は善人の魂を喰った方が遥かに効率が良い。そして、時折心の弱さに負ける者が出現する。彼等は善悪問わず魂を乱獲するが、それは力への渇望に負けたためである。これの果てが鬼神であり、まさに神に近い力を持つ存在であり、その狂気の影響は全世界に及ぶ。
ちなみに「死武専」は武器と職人は秩序を最重視する死神のもとで管理されるべきであり、新たな鬼神の出現は防がねばならないという目的をもって作られた組織である。
- 阿修羅(あしゅら)
- 初代鬼神。死武専設立前、かつては死神様自らが魔女と抗争を繰り広げていた頃に側仕えしていた職人「死神八武衆」の一人で死神様の弟子だと思わせるような言動がある。
- その中でも断トツの実力者だったが、猜疑心の塊のような人間であり、死ぬ恐怖から逃れるために善人の魂を食べて鬼神と化す。死神様に封印されたが、メデューサの作戦で復活。現在は死神様の行動範囲外に逃亡している。重ね着(人間不信のため)している時は狂気に満ちた笑い声をあげたりするが、素顔を見せている時は美形で、まともな口調になる。
- 通常、鬼神となるのは善人の魂を喰らった「魔武器」だが、彼は「職人」である。パートナーの魔武器ごと善人の魂を喰らった稀有な例。
- マサムネ
- 妖刀と呼ばれる鬼神の卵の一人であり、椿の兄でもある。手にした人間の魂に憑依することによって、魂の乱獲を行っていた。
- さまよえるオランダ人
- 悪霊。初代鬼神の信奉者の一人で彼が封印されている時から魂を乱獲し、捧げようとしていた。
[編集] その他
- ブレア - 声優:笹本優子
- 強い魔力を持った猫。普段は人間(魔女)の姿をしている。容姿端麗の巨乳美女。1度、ソウルに魔女と間違えられて狩られたが「猫は魂が複数ある」ので生き延びた。現在はマカ、ソウルの家に居候し、キャバクラ「チュパカブラス」で働いている。ちなみにデスサイズは店の常連。ソウルの「男」っぷりに惚れており、度々からかっている。魔法を使うときの呪文は「パンパンプキン パンプキン」。カボチャ型の衝撃波「ハロウィン砲」や、カボチャ型のエネルギーにより相手を押しつぶす「スマッシング・パンプキン」を使う。
- ズワン
- ブレアの帽子。意思を持つようだ。伸縮自在で相手を掴み、投げ飛ばすことも出来る(後に捨てられてしまったのか、1巻以降全く出番が無い)。
- エクスカリバー
- 手にした職人に最強の力を与えるといわれている伝説の剣。簡単に魂の波長が合うが人としての波長が合わないためずっと洞窟の奥に突き刺さっている。そのクセのあり過ぎる性格で、持ち主には自分の真偽不明の武勇談を何時間にも渡って聞かせたり、何を言っても言われてもまるで気に介さず、寝る間さえなく使い手の時を永延と支配し続ける。ただし、実力は本物。手にした物は光の翼を纏って瞬間移動も可能にし、剣の一振りで空間をも切り裂ける。
[編集] 書誌情報
- ソウルイーター 1巻 2004年06月22日発行 ISBN 4757512236
- ソウルイーター 2巻 2004年11月22日発行 ISBN 4757513224
- ソウルイーター 3巻 2005年04月22日発行 ISBN 4757514131
- ソウルイーター 4巻 2005年08月22日発行 ISBN 4757515057
- ソウルイーター 5巻 2005年12月22日発行 ISBN 4757515847
- ソウルイーター 6巻 2006年04月22日発行 ISBN 4757516711
- ソウルイーター 7巻 2006年09月22日発行 ISBN 4757517742
[編集] ドラマCD
ソウルイーター Vol.1 特別社会科見学2005年08月発行 ISBN 4757515170
- マカ:竹内順子
- ソウル・イーター:保志総一朗
- ブラック☆スター:小林由美子
- 椿:能登麻美子
- デス・ザ・キッド:本田貴子
- デスサイズ:平田広明
- シュタイン:宮本充
- 死神様:大林隆介
- リズ:甲斐田裕子
- パティ:沢城みゆき
- ブレア:笹本優子
- 死人:赤城進
カテゴリ: 未完の作品 | 漫画作品 そ | 月刊少年ガンガン | 漫画関連のスタブ項目