セーラー服と機関銃 (シングル)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
セーラー服と機関銃 | ||
---|---|---|
薬師丸ひろ子 の シングル | ||
リリース | 1981年11月21日 1996年7月25日 (再発) 2006年12月6日 (再発) |
|
ジャンル | アイドル歌謡 | |
時間 | 8分54秒 | |
レーベル | キティレコード | |
チャート順位 | ||
売上枚数 | ||
|
||
薬師丸ひろ子 年表 | ||
- | セーラー服と機関銃 (1981年) |
探偵物語/すこしだけやさしく (1983年) |
セーラー服と機関銃(セーラーふくときかんじゅう)は、薬師丸ひろ子のデビューシングル。1981年11月21日発売。発売元はキティレコード。
目次 |
[編集] 解説
女優としての決定的な出世作となった映画『セーラー服と機関銃』主題歌。主演として、同名タイトルの本作で歌手デビューを飾った。薬師丸の音楽作品としては、最大のヒット曲でもある。
一時の角川映画では定番となっていた“主演女優(角川三人娘)が映画の主題歌を歌う”というパターンは、本作からスタートしている。薬師丸にとっても本作の主題歌がレコードデビュー作である。薬師丸は人気アイドル女優でありながらレコードを発売していなかったため、ファンの間に「薬師丸の歌が聴きたい」という一種の飢餓状態が生じていたと見られ、これも大ヒットの一因とする意見がある。
映画の主題歌はもともと作曲者の来生たかおが歌う『夢の途中』という曲で決まっていたのだが、映画の総監督を務める相米慎二が「薬師丸に歌わせる」と角川春樹に言いだしたため、角川が来生の所属するレコード会社であるキティレコード(現・ユニバーサルミュージック)の社長・多賀英典に打診、来生を下ろしたというエピソードがある。この件で作詞者で実姉の来生えつこが大激怒。あわやキティからCBSソニー(現・ソニー・ミュージックエンタテインメント)移籍寸前までいった。そういった経緯があったため、薬師丸の『セーラー服と機関銃』と来生の『夢の途中』の同時リリースとなった。最終的には薬師丸の『セーラー服と機関銃』とともにロングヒットを続け、来生たかおも有名アーティストの仲間入りを果たした。『夢の途中』はオリコン集計で約41万枚を売り上げた。
ちなみに『夢の途中』とオリジナルの『セーラー服と機関銃』は、どちらもシンプルなアルペジオとドラムスではじまるサウンドが印象深い星勝のアレンジ。薬師丸が次作『探偵物語』より東芝EMIに移籍したため、現在聞ける『セーラー服と機関銃』は井上鑑の編曲によるバージョンがほとんどで、オリジナルのサウンドを聞くことはかなり困難な状態である。
『夢の途中』は原案曲であり、一部歌詞が書き換えられた以外はメロディが同一の異名同曲である。異名同曲が別々の歌手に歌われ、どちらもヒットした例は極めて珍しいものである。
シングル盤購入先着10万名限定で、オリジナルのしおりが入手できるキャンペーンも行われた。
[編集] 収録曲
[編集] 関連項目
オリコン週間シングルチャート第1位 1981年12月21日付~1982年1月18日付 (5週連続:合算週含む) |
||
前作: 中島みゆき 『悪女』 |
薬師丸ひろ子 『セーラー服と機関銃』 |
次作: 近藤真彦 『情熱☆熱風☽せれなーで』 |
[編集] 2006年版
セーラー服と機関銃 | ||
---|---|---|
星泉 の シングル | ||
リリース | 2006年10月25日 | |
ジャンル | J-POP | |
時間 | 11分10秒 | |
レーベル | ビクターエンタテインメント | |
チャート順位 | ||
ゴールド等認定 | ||
|
||
売上枚数 | ||
|
||
星泉 年表 | ||
セーラー服と機関銃 (2006年) |
- |
セーラー服と機関銃(セーラーふくときかんじゅう)は、長澤まさみが主演するテレビドラマの役名星泉名義でリリースしたシングル。2006年10月25日発売。発売元はビクターエンタテインメント。
[編集] 解説
1981年に公開された大ヒットとなった映画(前述)『セーラー服と機関銃』のリメイク版として、TBS系で放送された同名ドラマ『セーラー服と機関銃』の主題歌。映画同様主演女優によって発売された同名シングルである。映画版の薬師丸ひろ子同様、これまで女優として活動を続けてきた長澤まさみのデビューシングルでもある。ただし、役名の名義で発売されているため、あくまで企画作品であり正式なデビュー曲ではないとしている。本作もドラマのリメイク同様カバー曲となる。
ドラマ版が放送されている時間帯の全クールでは、沢尻エリカがドラマの役名名義でシングル『タイヨウのうた』で実質歌手デビューを飾り、大ヒットとなっているため、その便乗と見る面も多い。こちらの作品も、短期間ではあるが同年公開された映画『タイヨウのうた』のテレビドラマ版である。
12cmシングルの通常盤のほか、タイトル曲のPVを収録したDVD付属したバージョン、“モサイ像”携帯ストラップを封入したバージョンの初回盤が2種類、計3種での発売となった。PV中はほぼエキストラの女優が何人も映されているもので、長澤の演技シーンはほぼ収録されていない。ジャケットも通常盤とDVD付き初回盤、携帯ストラップ付き初回盤でそれぞれ異なる2種があり、どちらも機関銃を持ったセーラー服姿の引き画である。収録曲はすべて同一。
[編集] 収録曲
- セーラー服と機関銃
(作詞:来生えつこ 作曲:来生たかお 編曲:前嶋康明) - セーラー服と機関銃 ~for Sing~
(作詞:来生えつこ 作曲:来生たかお 編曲:前嶋康明) - セーラー服と機関銃 ~TV edit~
(作曲:来生たかお 編曲:前嶋康明)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
この「セーラー服と機関銃 (シングル)」は、シングルに関連する書きかけ項目です。加筆、訂正などして下さる協力者を求めています。(Portal:音楽 Wikipedia:ウィキプロジェクト アルバム) |
カテゴリ: シングル関連のスタブ項目 | アイドル歌謡 | ポピュラーソング | 1981年のシングル | 2006年のシングル | 映画主題歌 | テレビドラマ主題歌 | ビクターエンタテインメントの楽曲・アルバム | オリコンシングルチャート1位獲得作品