セルゲイ・ゴルシコフ
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セルゲイ・ゲオルギエヴィッチ・ゴルシコフ（Серге́й Гео́ргиевич Горшко́в、Sergei Georgievich Gorshkov、1910年2月6日 - 1988年5月13日）は、ソビエト連邦の海軍軍人。ソビエト連邦海軍総司令官、ソ連邦海軍元帥。冷戦下、ソ連海軍の近代化に尽くした。ソ連海軍は、沿岸警備艦隊から一大外洋艦隊へ変貌を遂げた。
1927年ソ連海軍に入営。1931年フルンゼ名称海軍兵学校を卒業する。1932年黒海艦隊勤務を命ぜられる。第二次世界大戦中は、ケルチ半島上陸作戦に従軍し功績を挙げる。戦後、駆逐戦隊司令等を歴任する。
1956年フルシチョフに任命される形でニコライ・クズネツォフ元帥の後任としてソビエト海軍総司令官に就任する。フルシチョフ失脚後もブレジネフ、アンドロポフ、チェルネンコ時代を通じてその地位を維持し、海軍力の増強に努め、1970年代には西側諸国にとってソ連海軍は一大驚異に成長した。その影響は後にアメリカ海軍のイージス艦の開発とその大量建造や、海上自衛隊のP-3 オライオンの大量調達を促し、結果的にソ連崩壊の一要因となった。
[編集] 著書
- 『ソ連海軍戦略』（宮内邦子訳，原書房，1978年、論文「戦時と平時の海軍」の翻訳）
[編集] 外部リンク
- ゴルシコフ提督とソビエト海軍（英語）
