スウェーデン・クローナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スウェーデン・クローナの札 | |
---|---|
貨幣単位 | 肖像 |
20 | セルマ・ラーゲルレーヴ (表) |
ニルスのふしぎな旅 (裏) | |
50 | イェンニ・リンド |
100 | カール・フォン・リンネ |
500 | カール11世 (スウェーデン王) (表) |
クリストフェル・プールヘム (裏) | |
1000 | グスタフ1世 (スウェーデン王) |
スウェーデン・クローナのコイン | |
径: 18.75mm |
|
50 オーレ | |
径: 25.00mm |
|
1 クローナ | |
径: 28.50mm |
|
5 クローナ | |
径: 20.5mm |
|
10 クローナ |
スウェーデン・クローナ(svensk krona)は、スウェーデンの通貨。ISO 4217の通貨コードはSEKで、通称はセック。補助通貨単位はオーレ(öre)で、1スウェーデン・クローナは100オーレに等しい。1スウェーデン・クローナ=18.60円(2006年8月4日現在) スウェーデン・クローナはスウェーデン中央銀行(Sveriges Riksbank)が発行している。
通貨には紙幣と硬貨があり、紙幣は現在、20(ラーゲルレーヴ肖像)、50(ジェニー・リンド肖像)、100(リンネ肖像)、500(カール11世国王肖像)、1,000クローナ(グスタフヴァサ国王肖像)の5種類が発行されているが、前国王時代には10,000クローナの高額紙幣(当時のレートで邦貨60万円相当)が発行されていた。一方硬貨は、50オーレ、1、5、10クローナの4種類である。 なお、2006年1月1日より、20クローナ紙幣の大型サイズのもの、それに100、500クローナ紙幣のホログラムストライプの付いていない旧紙幣は流通停止となった。硬貨についても、50オーレの白銅貨が同様に流通停止となった。
また2003年9月にユーロ参加の是非について国民投票が行われたが否決された。これは主に北部などユーロへの参加に保守的な立場の人々の票が影響したと思われる。実際に首都ストックホルムなど比較的大きい都市では賛成派が反対派を上回った。
またこの投票の前にユーロ参加に積極的な立場を取っていた外務大臣・アンナ・リンドがストックホルム市内のデパートで刺殺される事件が起き、一時は過激な反対派の仕業かと思われたが、実際は精神病患者の突発的な行動であった。
2006年9月にスウェーデンにおいて選挙が行われ、ユーロ導入に肯定的な穏健党が勝利したが、導入については、未だ白紙の状態である。