ジス・ウィーク

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ABC News This Week（ジス・ウィーク）は、アメリカABCニュースが制作する日曜日朝の番組。放送は毎週日曜日の10:30-(ET)。

アメリカ三大ネットワークのNBC「ミート・ザ・プレス」（Meet the Press）、CBS「フェイス・ザ・ネイション」（Face the Nation）とともに、時の政治家が出演する日曜日朝の政治討論番組のひとつ。

[編集] 番組の歴史

1981年、かねてからNBCのニュースキャスターとして高名だったデイビッド・ブリンクリー（David Brinkley）を司会とする This Week with David Brinkley として始まる。長い報道経験に裏打ちされたブリンクリーの司会ぶりは、後発であった同番組への評価を大きく高めた。

1996年11月、ブリンクリーは引退。その後ABCニュースの政治記者サム・ドナルドソン（Sam Donaldson）とコーキー・ロバーツ（Cokie Roberts）の共同司会による This Week with Sam Donaldson and Cokie Roberts となる。しかしライバル番組、特に「ミート・ザ・プレス」との視聴率競争で、優勢から劣勢に転じていった。

2002年9月、かつてクリントン政権（一期目）の大統領報道官を務め、1997年からABCニュースに入ったジョージ・ステファノプロス（George Stephanopoulos）を司会に起用。This Week with George Stephanopoulos となり、現在に至る。

[編集] 番組の構成

番組は主として前半が政治家へのインタビュー（Sunday Exclusive）、後半が保守・リベラル双方のゲストを交えた討論「ラウンド・テーブル」（Roundtable）で構成される。そのほか次のコーナーがある。

「今週の声」（Voices）

その週の話題の人へのインタビュー。

「イン・メモリアム」（In Memoriam）

その週に亡くなった著名人や国防総省が公表した米軍戦死者を映像と音楽でしのぶ。

「サンデー・ファニーズ」（Sunday Funnies）

前日までに放送された各局のトークショーから政治的なネタを数編紹介する。

[編集] 日本での放送、インターネットでの視聴

日本ではNHK-BS1で、毎週月曜日の午後2時15分～2時55分に、放送通訳つきで40分（弱）に編集されたものが放送されている。通常はインタビューと「ラウンド・テーブル」「今週の声」が放送される。

「BS気象情報」の放送終了により2006年4月から放送枠が45分となり、それまでほとんど放送されなかった「サンデー・ファニーズ」が毎週放送されるようになった。しかし同年8月後半からこのコーナーの放送はなくなり、放送枠も40分に縮小されている（あとの5分は「BS先取り情報」などのミニ番組に充てられている）。

一方番組ホームページでは番組の一部の映像（主にインタビューやVoices）を動画で見られるほか、This Week All Week、Green Room（「ラウンド・テーブル」出演者による控室での討論）などインターネット独自の動画コンテンツを制作・公開している。またポッドキャスティングで（「イン・メモリアム」を除く）番組ほぼ全編の音声ファイルを配信している。