ザ・リリーズ (女性アイドル)
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ザ・リリーズは、1970年代を中心に活動した、双子姉妹の燕奈緒美(つばめ なおみ)、燕真由美(つばめ まゆみ)(両名とも1960年12月7日- 北海道夕張市出身)の女性アイドルグループデュオ。
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[編集] 略歴
渡辺プロに所属。1975年「水色のときめき」でデビュー。「好きよキャプテン」「春風の中でつかまえて」等のヒット曲を生み出す。また、クイズ番組「ズバリ!当てましょう」のアシスタント役や、時代劇「銭形平次」では居酒屋の看板娘でレギュラー出演するなど多方面で活躍。同年引退した同事務所所属の同じ双子女性歌手のザ・ピーナッツの後継に期待されていた(事実、事務所はザ・ピーナッツ引退によりザ・リリーズのデビュー時期を計画より早めた)が、やはり同事務所のキャンディーズに押され、注目度はそれほど高くなかった。
1980年代にはいるとヒット曲に恵まれない状況がつづいた。1985年にとんねるずの「雨の西麻布」がヒット、曲中の「双子のリリーズ」という歌詞から一躍脚光を浴び吉田照美と組み「夫婦茶碗」を発売した。その後、本名の燕奈緒美・燕真由美名義で「地球防衛軍テラホークス」やアニメ「ワンダービートS」の主題歌を歌った。
2005年のクリスマスに、クリスマスライブパーティーを開催、そこで久々のステージ復帰、新曲を披露する。
2006年6月25日、横浜赤レンガ倉庫で本格的ライブ活動復帰へ、同時に新曲「DRAGON」/「KARINGA」をリリースし、音楽活動の再開となる。
[編集] ディスコグラフィ
[編集] シングル
- 水色のときめき(作詞: 松本隆、作曲: 森田公一、編曲: 荻田光雄、1975年6月5日発売)
- 好きよキャプテン(作詞: 松本隆 、作曲: 森田公一、編曲: 荻田光雄、1975年9月20日発売)
- いじわる時計(作詞: 松本隆 、作曲: 森田公一、編曲: 荻田光雄、1976年3月5日発売)
- 初恋にさよなら(作詞: 松本隆 、作曲・編曲: 荻田光雄、1976年7月5日発売)
- 恋に木枯らし(作詞: 伊藤アキラ、作曲・編曲: 盛岡賢一郎、1976年11月5日発売)
- パパ キケン!(作詞: 伊藤アキラ、作曲: 宮川泰、編曲: 荻田光雄、1977年5月5日発売)
- 恋のスラローム(作詞: 伊藤アキラ、作曲: 佐瀬寿一、編曲: 林哲司、1977年12月1日発売)
- 春風の中でつかまえて(作詞: 佐田桂子、作曲: 太田裕美、編曲: 荻田光雄、1978年3月20日発売)
- 太陽がいっぱい(作詞: 松本隆、作曲: 筒美京平、編曲: 荻田光雄、1978年6月20日発売)
- 一度だけのスキャンダル(作詞: 杉山政美、作曲: 佐瀬寿一、編曲: 荻田光雄、1978年9月20日発売)
- 遠いふるさと(作詞: 伊藤アキラ、作曲: 森田公一、編曲: 戸塚修、1979年9月20日発売)
- きわどい季節(作詞: 池田泰男、作曲: ちあき哲也、編曲: 荻田光雄、1980年7月5日発売)
- ちょっと HONG KONG TOWN(作詞: 比山清・おかどいくこ、作曲: 比山清、編曲: 松井忠重、1980年11月21日発売)
- シェルの涙(作詞: 宮下康仁、作曲: 西村耕次、編曲: 松井忠重、1981年7月21日発売)
- 夫婦茶碗(吉田照美&リリーズ名義、作詞: 長谷川勝士、作曲・編曲: 栗原賢二、1984年)
- ギャラクティカ・スリリング(燕奈緒美 真由美名義、作詞: 康珍化、作曲・編曲: 新田一郎、1985年)
- 大切な言葉(燕奈緒美 真由美名義、作詞: 康珍化、作曲: 田中弥生、編曲: 新田一郎、1985年)
- 瞳はコスモス(燕奈緒美 真由美名義、作詞: 荒木とよひさ、作曲: 奥慶一、編曲: 大谷和夫、1986年)
[編集] アルバム
- 小さな恋のメロディー(1976年)
- 恋に木枯らし(1976年)
- 花のささやき(1977年)
- 思春記(1978年)
- KISS ME(1979年)
[編集] 参加オムニバスアルバム
- 『ゴジラ伝説3』 / 「モスラの歌」「マハラ・モスラ」
- 『雨の西麻布~にっぽんの心』 / 「双子の西麻布」
- 『大竹まことの文藝春秋』 / 「文藝春秋のCMソング」「シベリア娘」
[編集] CM
- 「シグナル(旅用携帯歯磨きセット)」(ライオン)