コシツェ
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コシツェ(Košice, ハンガリー語:Kassa, ドイツ語:Kaschau)はスロバキアの都市。人口は約24万2千人(2001年)。女子テニス選手マルチナ・ヒンギスの出生地。
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[編集] 地勢・産業
スロバキア東部に位置する代表的な工業都市。ホルナート川沿いに位置する。ハンガリー国境まで約20キロ、ウクライナの国境まで80キロ程度。近隣の都市としては、約30キロ北にプレショフ、75キロ南西にハンガリーのミシュコルツ、80キロ東にウクライナのウジホロドが位置している。
[編集] 歴史
1290年、ハンガリー王国のもとで都市として認められた。交易路の要衝に位置したため、中世より商工業が発展した。第一次世界大戦後、トリアノン条約によってチェコスロバキア領となるが、1938年よりハンガリーに編入された。第二次世界大戦末期にはコシツェ臨時政府が建てられ、第二次世界大戦後における社会主義政権の方針を定めた「コシツェ政府綱領」が出された。1993年のチェコ・スロバキア分離にともない、スロバキア領となった。