グル
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グル(guru गुरु)はサンスクリットで「指導者」「教師」「尊敬すべき人物」などを意味する単語。「導師」「尊師」などとも訳される。
狭義にはヒンドゥー系のバクティ・ヨーガ等の指導者を言う。そこから、欧米でニューエイジ系カルト団体指導者もまたグルを名乗った。そのため、善くも悪しくも強烈な印象を持つ語になってしまっている。日本でも、さらにそれを模倣した団体が事件を起こしたことから、現在は訳語の「尊師」ともども特に否定的に受け取られることが多い。
- コンピュータ関連の俗語では、特定の技術開発分野で牽引役と成っている「伝説級の技術者」を指す。
なお「示し合わせて悪事を企む」ことを「ぐるになる」と言うが、この「ぐる」はぐるりと輪になって密談することに由来するので、上述の「グル」とは関りがない。