グラウベ・フェイトーザ
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グラウベ・フェイトーザ(Glaube Feitosa、1973年4月9日 - )は、極真会館所属の空手家で、現在はK-1で活躍するキックボクサー。身長193cm、体重103kg。(クラウベと言われる事が多いが誤りである。)
その長い脚から繰り出されるブラジリアンキック、膝蹴りはまさに凶器と言われるほど。特に左脚から繰り出されるブラジリアンキックは、同じ極真会館出身のフランシスコ・フィリォのものと同様、独特の軌道を描く蹴り技である。
K-1デビュー時から、その高い潜在能力を評価されていたが、顔面パンチ有りのK-1ルールになかなか適応できず、メンタル面でも弱い部分があったため、成績は振るわなかった。
2003年頃からようやくその真の実力を発揮し始め、パヴェル・マイヤー、TOAといった強豪を粉砕。そして『FieLDS K-1 WORLD GP 2005 in LAS VEGAS』ではカーター・ウィリアムスやゲーリー・グッドリッジなど世界クラスの選手をブラジリアンキックで軒並みKOし、見事優勝。K-1WORLDGP決勝トーナメント初出場を果たしたいところだったが、開幕戦での相手が運悪く立ち技最強と称されるセーム・シュルトだったため、善戦するも敗れてしまった。
しかしその後の2005GPリザーブマッチでゲーリー・グッドリッジに再び勝利、リザーブ選手の地位を勝ち取る。そしてピーター・アーツの負傷棄権という事態の結果、リザーバーであるグラウベが本選に出る事となった。 守りの堅い武蔵から飛び膝蹴りで5年ぶりのKOを奪い決勝に進むも、セーム・シュルトとの再戦では、勢いに乗るシュルトの圧倒的なパワーに太刀打ちできず試合開始直後にKOされてしまい、優勝のチャンスを逃してしまった。しかし、一気にトップファイターに上り詰める結果となった。腕には極真会館のロゴをモチーフにしたタトゥーを友人のアメリカの有名彫師でありデザイナで、キックボクサーのTOKYO HIROでいれている。
2006年は準決勝まで順調に進出したが、奇しくも、リザーブファイトからあがってきたピーター・アーツに敗れた。
[編集] 主な獲得タイトル
- 第7回極真世界大会4位(’99)
- K-1 WORLD GP 2005 in Lasvegas 優勝
- K-1 WORLD GP 2005 準優勝
[編集] 外部リンク
- FEG profile(戦績他)
カテゴリ: ブラジルのキックボクサー | 空手道選手 | 1973年生