カーター・ウィリアムス
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カーター・ウィリアムス(Carter Williams)はアメリカ人キックボクサー。1980年3月30日生まれ。189cm、109.4kg。チーム ブードウーU.S.A所属。
2003年5月、K-1 WORLD GPラスベガス大会でK-1に初参戦したファイター。
[編集] 来歴
ラスベガス大会で優勝候補筆頭だったマイケル・マクドナルドを破ると、JAPANのブンブン丸、藤本祐介をTKOで破り、さらに決勝戦でベテランのリック・ルーファスをKOで破り、日本で行われる開幕戦への切符を手にする。大阪ドームで開催された開幕戦では、レイ・セフォーを相手にやや攻勢に試合を進めるも、2度の下腹部への打撃と肘打ちの反則技により敗退。その後、2004年3月にさいたまスーパーアリーナでアレクセイ・イグナショフと対戦。序盤はイグナショフ相手に互角以上の試合を展開。2ラウンド目に膝蹴りをまともにくらい、KO負けを喫するも、相手の強さに警戒しながらも前へ前へと出て積極的に打って出た。
しかし、アレクセイ・イグナショフに敗れてからはデビュー当時の勢いは薄れていき、K-1ファイターとしては致命的な程のデフェンス不足と打たれ弱さを露呈してしまう。常にKOを狙う危険と隣り合わせなファイトスタイルであるが故と言われている。2004年4月30日に行われた『K-1 WORLD GP 2004 in ラスベガスⅠ』でマイティ・モーと対戦した際に、カーターが2Rまで優勢に試合を進めたが、3Rにモーのパンチの連打を食らってしまい逆転TKO負けを喫してしまう。このあたりから、ディフェンスの甘さが顕著に出てきたと言える。
しかしその後は、ジーン・フィールズヘッドコーチ、チームメイトで兄のように慕うTOKYO HIROらと、110kg以上(2006年現在)の体重を増やしながら、スピードはトップクラスを保ち、パンチと蹴りのバランスも保てるように新たなトレーニングをはじめた。ディフェンステクニックを身につければ、近い将来チャンピオンになるであろう素質は十分に備えていると言える。また均整の取れた筋肉、黒人ラッパーのようなワイルドなルックスも魅力である。
[編集] 主な獲得タイトル
- K-1 WORLD GP 2003 in LasvegasⅠ 優勝
- K-1 WORLD GP 2006 in LasvegasⅡ 世界最終予選 ベスト4