クリス・アーノルド
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クリス・アーノルド(Chris Arnold、本名Christopher Paul Arnold、1947年11月6日-)は、アメリカ合衆国生まれの元プロ野球選手。右投げ右打ち。
[編集] 来歴・人物
シトラス短期大学卒業後米球界入り。1971年から1976年まではメジャーリーグのサンフランシスコ・ジャイアンツに在籍し、主に二塁手・一塁手・三塁手として活躍していた。
1978年から来日し近鉄バファローズに在籍。背番号は41。180cm、78kgと日本人選手とさほど変わらない体格もあって、同時期に近鉄に在籍したチャーリー・マニエルとは異なり、堅実な守備とシュアなバッティングが持ち味だった。二塁手としてレギュラーで活躍した。1979年のリーグ優勝に貢献、広島東洋カープとの日本シリーズでは最終戦の「江夏の21球」の場面にも登場している。翌1980年は控えに回ることが多かったが、同様にリーグ優勝に貢献した。
1980年のシーズンを最後に近鉄を退団し、米球界に復帰。引退後は再び来日し、米球界から来日する助っ人外国人選手の代理人を務めている。特に最近はタフィ・ローズの代理人として有名。
日本プロ野球に所属した選手を全員五十音順に並べると、アーノルドが一番最初に来る。(長音を「ああのるど」とみなした場合。そうでなければアイケルバーガーが先頭。)
[編集] 近鉄在籍中(1978年~1980年)の主な成績
- ランニングホームラン 1978年5月27日、平和台球場での対クラウンライターライオンズ戦で記録。この試合ではクラウンのボブ・ハンセンもランニングホームランを放ったため、両チームで1試合2本のランニングホームランを記録する珍しい試合となった。
- 1イニング2二塁打(プロ野球タイ記録) 1979年8月4日、西宮球場での対阪急ブレーブス戦で記録。