クラブ (ポケモン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

クラブ
全国スリーパー - クラブ (#098) - キングラー
ジョウトドククラゲ - クラブ (#164) - キングラー
ホウエンスリーパー - クラブ (#268) - キングラー
全般
英語名	Krabby
進化体系	たねポケモン
進化前	なし
進化後	キングラー
世代	第1世代
ポケモン学
分類	さわがにポケモン
タイプ	みず
高さ	0.4 m
重さ	6.5 kg
特性	かいりきバサミ/シェルアーマー

クラブは、ポケットモンスターシリーズに登場する490種の架空のキャラクター（モンスター）のうちの一種である。

[編集] 特徴

カニをモチーフにしているが、ほかのポケモンのように「何かの生物に似ているがどこか違う」という感じがやや薄く、名前同様かなりそのままの意味で「カニ」を印象づける外見をしている。分類はさわがにポケモンとされるが、サワガニが山岳地帯の沢や川に生息する淡水性であるのに対しクラブは磯や砂浜を好むようである。巨大で肉厚なハサミはカニというよりロブスターの趣がある。このハサミはケンカなどでもげる事があるが、脱皮して体が柔らかい時にまた生えてくる。興奮するとハサミを振り上げて泡を吐く。獲物がなかなか見つからない時は、砂に含まれている養分を摂取する。常に横歩きだが、人工的な回転運動が加わり目が回ると縦歩きになる。これは現実のカニも同じである。名前の由来は、「蟹」を英訳した「クラブ」から。

[編集] ゲームでのクラブ

クラブは「ハサミギロチン」という技を覚えることができる。技は最大でも八回までしか繰り出すことが出来ず、命中率も極端に低いが、相手に当たれば一撃で倒せるというものである。「クラブハンマー」という技を覚える数少ないポケモンの一つ。「クラブハンマー」の他に、ポケモンの名前が含まれている技で「オクタンほう」という技がある。こうげき、ぼうぎょに優れるがとくこう、とくぼうが低く、固有技クラブハンマーは優秀な性能だがみずタイプ（GBA版まで「とくこう」依存）なので、どちらかというと秘伝要員。キングラーに進化すれば能力が一回り上昇するがとくこうは低いまま。しかし高い攻撃力を生かしみずタイプ以外の技をおぼえさせればなかなか優秀。

[編集] アニメでのクラブ

サトシが二回目にポケモンを一匹も使わずにゲットしたポケモン。（一回目はキャタピー）最初は握手しようとするが当然のように指を挟まれ、ガチンコ対決へ進展。差し出された木の枝を切り刻んだ直後にゲットされる。この時点で手持ちが六匹だったためオーキド博士のもとへ転送される。困るサトシに「図鑑の白いボタンを押せば手持ちの一匹と交換できる。」とタケシが説明するが、それでも不安な気持ちでいた。後に、マサキの灯台でマダツボミ形受話器の電話でオーキド博士と連絡。テレビ電話のモニター越しに姿が確認されるが、（ちなみに、この時博士はカニ鍋を食べていた）シゲルがゲットしたクラブはキングラー並みに大きかった。他にもサトシのクラブは、茶の間でお茶を飲むオーキド博士に電話を渡すなど何度か登場。「ポケモン漂流記」のクラブは、上半身が砂に埋まったムサシとコジロウを見て疑問に思い、太腿を面白半分で挟むが、痛みのあまりに飛び上がる二人に驚いて泡を吐いて逃げ出す。ポケモンリーグでは、一匹目のナッシーを「ふみつけ」などの技で倒した直後に進化する。