カオス レギオン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カオス レギオン | |
---|---|
ジャンル | ファンタジー |
小説 | |
著者 | 冲方丁 |
イラスト | 結賀さとる |
出版社 | 富士見書房 |
掲載誌 | 月刊ドラゴンマガジン |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 |
発表期間 | 2002年9月 – 2004年12月 |
巻数 | 全7巻 |
ゲーム | |
ゲームジャンル | アクションRPG |
対応機種 | プレイステーション2 Windows 98/2000/Me/XP |
必要環境 | CPU:Intel Pentium III 1GHz以上 メモリ:128MB以上 HDD空き容量:1.2GB以上 |
推奨環境 | CPU:Intel Pentium 4 2GHz以上 メモリ:256MB以上 HDD空き容量:1.2GB以上 |
発売元 | カプコン |
メディア | DVD-ROM CD-ROM 2枚 (PC) |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2005年3月24日 (PC) |
レイティング | 全年齢 |
インタフェース | マウス・キーボード またはポインティングデバイス (8ボタンゲームパッド推奨) |
『カオス レギオン』 (Chaos Legion) はカプコンより発売されたプレイステーション2用及びPC用ゲームソフトと富士見ファンタジア文庫から刊行されている冲方丁のライトノベルによるメディアミックス作品である。
目次 |
[編集] ゲーム版
- カオス レギオン(プレイステーション2用) 2003年3月6日発売
- カオス レギオン インターナショナル for PC(パソコン用) 2003年11月14日発売
- カオス レギオン(パソコン用) 2006年4月28日発売(ソースネクストより)
[編集] 小説版
- カオス レギオン 聖戦魔軍篇 ISBN 4829114959 2003年2月25日 初版発行
- カオス レギオン0 招魔六陣篇 ISBN 4829114967 2003年3月
- カオス レギオン01 聖双去来篇 ISBN 4829115378 2003年7月
- カオス レギオン02 魔天行進篇 ISBN 4829115785 2003年12月
- カオス レギオン03 夢幻彷徨篇 ISBN 4829116188 2004年5月
- カオス レギオン04 天路哀憧篇 ISBN 4829116285 2004年7月
- カオス レギオン05 聖魔飛翔篇 ISBN 4829116773 2004年12月
[編集] ストーリー
ゲーム版(聖戦魔軍篇)
- 天界と堕界の狭間にある世界、アルカーナ大陸。ジークはかつての友、ドラクロワを追っていた。
小説版(招魔六陣篇~聖魔飛翔篇)
- ノヴィアがジークと出会って従士となり、聖戦魔軍篇へと至るまでの物語。途中、ジークの過去が語られる他、ノヴィア、レオニスの隠された過去が明かされる。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 登場人物(共通)
- ジーク・ヴァールハイト (Sieg Wahrheit) (声:押尾学)
- 「黒印騎士団(シュワルツ・リッター)」所属の葬士・騎士。
- 赤い髪、黒革の鎧、ボロボロの白外套、赤い篭手という出で立ち。無口で無愛想だが、胸の奥には熱いものを秘めており、また優しさがある。
- 左腕に刻まれた聖印(ハイリヒ)の力で死者を招く事ができ、これにより劇中で度々「ただ一人の軍団(レギオン)」と呼ばれる。また、死者の声が聞こえるという特殊な才能を持っている。ヴァールハイトは<戦場の真理>の意味の称号。その称号が示すとおり類稀な戦術眼と魔兵(レギオン)の力によって数々の戦場を制覇して来た。聖咎の剣(インドルガンツィア)を持って右手のみで剣を振るう特殊な戦い方をする(レギオンを招いている間は左手が使えないため)。小説版では聖印が彫り込まれた鞘を兼ねた銀色のシャベルに納め、、それを使って幾多の死者を弔ってきた。
- 元は戦災孤児で剣奴として軍に売られ、戦いの日々だったが、ドラクロワにその才能を見いだされ、ドラクロワの配下となる(ドラクロワは「部下」としてではなく、「友」としてジークに接する)。
- ヴィクトール・ドラクロワ (Victor Delacroix) (声:海東健)
- ラクロワ聖堂の後継者で、貴族。かつてのジークの上官であり、親友。長い銀髪が特徴。
- 「争いを無くす」ことと「全ての人を王にする」ことを理想として掲げ、軍の最大勢力となるが、聖王の弟に嵌められ、十万もの兵と、自らが持つ領土の大半を失い、聖法庁に恨みを抱くようになる。さらにシーラがジークに殺されたと思いこみ、ジークと決別。外典イザーク書を持って逃走し、聖法庁への叛乱を企む。
- シーラ・リヴィエール (Siela Riviere) (声:りょう)
- かつて、ジーク、ドラクロワとともに理想を追い求め、戦っていたが、ある事件で死亡。リヴィエールは、<癒す者>の意味の称号。<銀の乙女>所属。蜜蜂色(パーニャ)の髪。
- アーシア・リンスレット (Arcia Rinslet) (声:市川由衣)
- ドラクロワに兄を殺され、復讐するために、遊軍として戦場に出る。その途中でジークと出会う。リンスレットは、<浄める者>の意味の称号。
- 銀銃(ヘイリン)という武器で戦う。
- アズライール
- アルカーナ大陸を支配する神。人の心の隙間に入り、“囁く”ことで人を支配する。
- 聖クレマチス(初代)
- 神(アズライール)から聖印を授かった。
[編集] 登場人物(小説版のみ)
[編集] ジーク一行
- ノヴィア・エルダーシャ
- ジークの(五人目の)従士。<銀の乙女>所属。母から力を受け継ぐ事が出来ず、それにより、盲目となってしまったが、ジークとともに行動し、試練を乗り越えて、眼が見えるようになった。すべてを見透す透視の力(万里眼)と、あらゆる物を幻視する幻視の力を併せ持つ。エルダーシャは、<見守る者>の意味の称号。
- 紫色の瞳、栗色の髪。青い法衣を着ている。自分で自分に激励を送り、更に自分で応える「一人頑張るちゃん」を時々する。
- アリスハート
- ノヴィアの友達。妖精(ファー)。ジークのことを「狼男」と呼び、ジークからは「チビ」と呼ばれる。非常におしゃべりで騒がしい。
- キリ・ラフィエット
- 「04 天路哀憧篇」に登場。ラフィエットは、<踏む者>の意味の称号。
[編集] 聖地シャイオン
- レオニス・ジェルミナル
- 聖地シャイオンの新領主。昔から歩くことが出来ず、車椅子の生活を送っている。頭の回転が非常に速く、一度聞いたこと・見たことはすべて覚えている。
- トール・ヴュラード
- レオニスの従兄弟であり、友達であり、家臣であり、暗殺者。渾名は「影法師トール」。
- ロムルス・ジェルミナル
- レオニスの父親。聖地シャイオンの旧領主。
[編集] 狩人
ジークを狩るために、レオニスが聖地シャイオンに呼び寄せた。過去のジークの従士とそれぞれ関係があり、ジークを憎んでいる。
- サガ・トルホーズ(02 魔天行進篇)
- フロレス・アンブローシャ(03 夢幻彷徨篇)
- アキレス・ツェペット(04 天路哀憧篇)
- レティーシャ・ベルゼブベス(05 聖魔飛翔篇)
[編集] 魔兵(レギオン)
- 剛魔(ごうま)ダゴン
- 砲魔(ほうま)ネルヴ
- 哭魔(こくま)ブラスフェミー
- 凄魔(せいま)ギルト
- 麗魔(れいま)ファーガス
- 巌魔(がんま)ヘイトレッド
- 甲魔(こうま)アロガンス
- 神魔(しんま)サナトス
[編集] 用語
- 黒印騎士団(シュワルツ・リッター)
- 聖法庁に害なす者を独断で裁く権利を与えられている。
-
- 聖咎の剣(インドルガンツィア)
- 殺人を聖なる罪として許し、聖法庁の敵を独断で誅殺する権利と義務を与えられた剣。
[編集] 外部リンク
カテゴリ: カプコン | プレイステーション2用ソフト | Windows用ゲームソフト | ファンタジー小説 | ライトノベル | 富士見ファンタジア文庫 | コンピュータゲーム関連のスタブ記事 | 文学関連のスタブ