イングランド銀行
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イングランド銀行( -ぎんこう、Bank of England)は連合王国の中央銀行であり、本店がシティのスレッドニードル通りに所在するため、「スレッドニードル通りの老婦人」と呼ばれることがある。現任総裁は2003年6月30日に就任したメルヴィン・アリスター・キング。なお、歴史的には、「英蘭銀行」と表記されることもままあった。この場合「蘭」は音訳に伴うもので、オランダを意味するものではない。
[編集] 歴史
1694年スコットランド人ウィリアム・パターソンによりスコットランド銀行とともに創設された。イングランド銀行はイングランド政府、スコットランド銀行はスコットランド政府の銀行となり、同年7月27日の勅令により認可された。初代総裁はジョン・フビロン。1734年現在地に移転し次第に敷地を拡張していった。
[編集] 機能
1998年のイングランド銀行法で制定された諸機能、つまり物価安定の維持と英国政府の経済政策支援を遂行する。
- イングランドとウェールズにおける通貨発行権(UKポンド参照)
- 政府の銀行であると共に「最後の貸手」として銀行の銀行である。
- 外国為替と金準備を管理し、政府の証券(国債)を登録する。
- 政府統合基金の運営
かっては銀行業界の規制・監督も行っていたが、この責任は1998年以来、金融サービス機構(FSA)に移行した。 また1997年以来、金融政策委員会が公定歩合など金利設定の責任を有している。 スコットランドと北アイルランドの通貨発行権はその地域の銀行がもっているが、イングランド銀行に通貨発行額とほとんど同額の預け入れを義務付けられている。
[編集] 外部リンク
- イングランド銀行公式サイト(英語)