しんじないと倶楽部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
しんじないと倶楽部(しんじないとくらぶ)は、山陰放送で放送されているラジオ番組。毎週日曜日の22:00~23:30に放送されている。パーソナリティは山根伸志アナウンサー。若者向けのラジオ番組であり、BSS製作のラジオ番組の中で数少ない「ネタコーナーが存在する番組」である。ジングルや効果音が数多く存在し、それをリスナーにネタにされることもある。スポンサーはついておらず、CMも11時台に入る直前に1箇所あるだけである。
ちなみに、1999年4月放送開始の長寿番組である。開始当初は23:30~24:30までの1時間番組だったが、2000年4月に放送時間が22:30~23:30に繰り上がり、2004年4月に現在の放送時間になる。
新聞のラテ欄は毎週更新されている。しかし、更新をサボっていた時期があり、「ラテ欄に書いてあるのに既にコーナーは終わっていた」という現象が起こっており、それに騙されて聴き始めたリスナーもいる。(ただし、番組ページについては、2005年4月放送のオープニングトーク部分が現在も掲載されていたり、コーナー紹介のページに終了したはずのコーナーが紹介されているなど更新をサボっていると思われる部分がある。)
目次 |
[編集] コーナー
[編集] 現在放送中のコーナー
基本的に、1回の放送で、以下の全てのコーナーをやるが、コーナー宛のお便り/メールが来ていない日は、コーナーの告知のみをする。
- アーティスト祭り・・・毎週、1組のアーティストにスポットを当て、そのアーティストの曲のリクエストを募り、その中から3曲程度をオンエアー。ちなみにアーティストが発表されるのは、その前の週の放送中である。「クリスマスソング祭り」「卒業ソング祭り」などの番外編もある。また、リクエスト(来週のアーティスト祭りは○○がいい!)を書くと、そのリクエストが来週のアーティスト祭りになることが多い。
- 週間四方山ニュース・・・「決して新聞の一面を飾らない、だけど面白いニュース」は日常たくさんある。このコーナーでは、1週間に起こったそんなニュースを取り上げ、三本紹介する。
- シンディーの法則・・・日常のありとあらゆる法則をリスナーから募集し、発表。「マーフィーの法則」のしんじないとバージョン。例として、「カレーうどんを食べたいときに限ってシャツが白い」など。
- 並べかえましょう・・・「ある言葉」の文字の配列を変えると、「新たな言葉」が出来てしまった、というのをリスナーから募集し、発表。いわゆる「アナグラム」である。例として、「加藤あい(かとうあい)」→「阿藤快(あとうかい)」など。最近は、下ネタ路線に走ってしまっているケースが見られる。
- 朗読の世界・・・山根伸志が、あらゆるシチュエーションで、あらゆる文章を朗読する。リスナーからは、シチュエーションや文章のリクエストを募集する。ただ、一部のリスナーからはこのコーナーの存在を疑問視する声もある。
- ザ・合併!・・・世の中の合併ブームに乗り遅れるな!と言わんばかりに作られたネタコーナー。あるものとあるものを足して、新しいものが出来た、というのをリスナーから募集し、発表。例として、「野ブタ。をプロデュース」+「ドラえもん」=「のび太。をプロデュース」、「BUMP OF CHICKEN」+「缶詰」=「バンプオブシーチキン」など。
- せつなーしりとり・・・しりとりにした切ない言葉(短めの文章でも可)をリスナーから募集し、発表。応用として、「アイドルのキャッチコピーしりとり」など、変形版もあるが、現在こういったネタはほとんど送られてこない。(なお、コーナー開始当初は山根しんじがリスナーの所に電話をかけ、リスナーと2人でせつなしりとり対決をするというものだった。しりとり開始時に「Ready…Fight!」といっているのはそれの名残である。)
- テーマトーク・・・毎回テーマを設け、それに沿ったメールを募集し読むコーナー。基本的に月1回テーマが更新される。ただし、最近は停滞気味。
- ~早口王への道~山根しんじにかかってきなさい!・・・リスナーからオリジナルの早口言葉を募集し発表。「平山あや ヒマラヤで 平謝り」など、正統派であり、難易度も高いものが送られてくることもある。ちなみに、パーソナリティである山根しんじのテンションが最も低くなるコーナー。そのため、番組の終盤に行われる。ちなみに、時々スピードアップすることがある。が、ここ最近は山根伸志が噛んでも成功になるため、判定が非常に甘くなった。ちなみに、7月頃から終わると山根伸志は言っているが、実際はまだまだ行われている。
- スウィートデビルストーリー・・・時に恋愛相談。時に初体験の話、経験談などほのかにピンクなコーナー(ただし最近他のコーナーに下ネタが集中しており、むしろ真面目なコーナーになりつつある)。ちなみに、番組史上最も歴史のあるコーナーでもある。
- ショーゴに聞け!・・・某音楽会社の社長が、一押しのアーティストを紹介するコーナー。
[編集] 過去に放送されたコーナー
- 有名人のラジオ番組・・・あの有名人がこんなタイトルの番組をやったら面白いのではないかと思うものをリスナーが考え、それを募集し、発表。タイトルコールの後の曲は時期によって様々な曲が使われていた。末期は、BSS的には放送しづらいもの(実在番組名のパクリなど)が多かった。
- ジョブカフェ★ホッとHOTタイム・・・スポンサーがついているコーナー。ジョブカフェしまね提供のコーナーで、若者の就職などについてのアドバイスや職場体験の模様などを放送していた。
- のけぞり倶楽部・・・天才フォトグラファー「シンディー」(山根の別人格)がカメラを手に美女にインタビューする。インタビューの最後に美女がリンボーに挑戦する「リンボータイム」がある。そのときの気分で高さが変わってくる。シンディーの破天荒なトークに限界がきたのか短命コーナーであった。
- がちんこリレー作文・・・掲示板の中でひとつのストーリーを完成させるコーナー。いわゆる「リレー小説」である。2002年を最後に行われていないが、掲示板の内容は今も残されており、見ることができる。
- 今夜決定!ラジオチャンピオン・・・「TVチャンピオン」のラジオ版。こんな選手権をやったら面白いのではないかと思うものをリスナーが考えて、それを募集して、発表。決め台詞(?)は「近日放送!お聴き逃しなく…。」
- 公開質問箱Q・Q・Q・・・リスナーからの質問に答えるコーナー。内容は「BSSについて」「しんじないと倶楽部ついて」「山根しんじについて」など。コーナーはなくなってしまったものの、ふつおたを読むコーナーの時、質問も読まれることがある。
- マチコネ2・・・リスナーが、町で見かけた変わった店や看板などの情報を投稿するコーナー。(ちなみに、なぜ“2”なのかというと、かつてBSSラジオで2003年度に放送されたLoop!という番組に「マチコネ」という似たような内容のコーナーがあったため。そのコーナーをしんじないと倶楽部で引き継ぐ際、“2”がついた。)
- 宮崎さんの新作・・・宮崎駿監督の映画のタイトルの法則『○○の××』に倣って、宮崎監督の新作をリスナーが勝手に考えてしまうコーナー。途中に“の”がついていればなんでもよかったらしく、「佐野史郎」などといったものも登場した。
- 宍道湖のトリビア・・・トリビアの泉のしんじないとバージョン。山根しんじが子供の頃、『しんじっこ』と呼ばれていたことがあるからとも言われている。山根しんじがお題を出し(例「ドラえもんでおなじみのジャイアンは…××」(××の部分をリスナーが考える))、そのお題をもとに、リスナーがトリビアを考えるコーナー。(先ほどの例をもとにすると…「ドラえもんでおなじみのジャイアンは…実はスネ夫よりも弱い」など)
- 来週のアワビさん・・・サザエさんの次回予告を勝手に考えてしまうコーナー。サザエさんに限らず、実在する人物から架空の人物まで、幅広い次回予告が作られた。
- カープと私・・・米子市民球場で広島東洋カープがプロ野球公式戦(対中日ドラゴンズ)をやるのを記念したコーナー。リスナーからカープ情報やカープに対する熱い思いなどを募集し、発表。また、抽選で選ばれたリスナー10人には、山根しんじと一緒に試合観戦ができる権利も与えられた。
- ハードボイルドリクエスト・・・一応硬派な曲を放送するコーナーだったが、山根しんじ本人も、最後まで趣旨が分からなかったらしい。
- シンジーコジャパン・・・サムライブルーの23人を発表するジーコの記者会見を再現する。最後の三人「柳沢、玉田・・・巻(ウオーー)」のあまりにも有名なフレーズを3段オチで見事に着地させるコーナー。ドイツW杯期間限定だったが実際に放送されたのは2回だけである。次のW杯開催時に復活する予定、とのこと。
- 口説き文句・・・女性に、男性に対して口説く口説き文句をリスナーが考えて紹介するコーナー。しかし、下ネタが多かったため、女性リスナーからの投稿が少なかった。ちなみに、あるリスナーは、口説き文句を自ら録音し、MP3のファイルにして送っていた。採用はされなかったが、それが番組のジングルになった。
- 怪談話・・・夏限定で行われたコーナー。このコーナーは、リスナーから送られてきた怪談話を紹介する。ちなみに、一回目は山根伸志が怪談話を紹介したが、話の内容を噛んでしまい、さらにはその話がダジャレだったため、リスナーから批判が来た。
- 第一回選択希望選手・・・誰が、どこの球団に入るかを勝手に決めるコーナー。一部リスナーのネタがスベることが多かった。このコーナーの最終回は番組生放送のときに終わった。ちなみに、エンディング前にやった。
[編集] その他のコーナー
- いい男だから・・・男性アーティストが登場する、ゲストコーナー。たまにやる。
- デジ樽の中身はなんだろな?・・・「デジ樽」の中身をリスナーが考えるもの。デジ樽とは、地上デジタル放送についてのTVCMで登場する。ちなみに地元民放3局のマスコットキャラクターの「ラッテちゃん」「えいっとくん」「ぶっピィ」がそのCMで共演している。本当はコーナーではないが、ふつおたのときに読まれる。きっかけは、あるリスナーが番組に「デジ樽の中身は何ですか?(もちろんボケで答える)」という質問メールを送り、それに対する山根しんじの答えが、中途半端なボケだったからである。ちなみに、実際の答えは「蝶」であった。
- Sプロジェクト・・・公開録音実現に向けて、リスナーから署名(200人分)を募集したり、企画内容を考えたりするコーナー。タイトルは東京ヤクルトスワローズの古田敦也選手兼監督による「Fプロジェクト」に倣ったもの。
- ラジオ日本昔ばなし・・・毎日放送制作で放送されていたまんが日本昔ばなしのラジオ版。実際に放送されていた話を放送する。コーナーの最後に、山根伸志自ら問題を言う。
- 生電話・・・番組放送中に、リスナーへアポなしで電話をするコーナー。ちなみに、生放送のみ行われるため、番組の進行が必ず変わる。
[編集] 備考
実は収録(擬似生放送)「大人の事情」のため、番組放送中にメールを送っても、リアルタイムで読まれることはない。(ただし、たまにリアルタイムで読まれるときもある。つまり生放送をやる。)- 番組にメッセージを送る時は、放送日の前の木曜日の午後一までに送ればいい、とのこと。
- 8月中旬の日曜日、「超しんじないと倶楽部」と題した特別番組を昼に放送する。内容は「松江水郷祭」での公開録音の模様であり、ゲストアーティストが1・2組程度出演し、ライブを披露する。ちなみにその夜には通常版の放送もある。
- 2006年4月9日の放送で、前の週(4月2日)に放送したものを間違えてまた放送してしまうという放送事故が発生(事故は11時以降に発生。なお、11時以前は影響なし)。翌週(4月16日)の放送で山根しんじはリスナーからの抗議・指摘のメールを全て読み上げるとともに、リスナーに謝罪した。また、4月9日の11時台に放送するはずだった内容は、翌週きちんと放送された。
[編集] 外部リンク
- しんじないと倶楽部(山陰放送)
- しんじないと倶楽部 blog-リスナーによる番組専用ブログ。