しまね丸 (タンカー)
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しまね丸とは第二次世界大戦中に日本で建造されたタンカーである。1TL型戦時標準船を元に飛行甲板を装備しており、特1TL型と呼ばれる。
特1TL型として川崎造船所で1944年6月8日に起工、同年12月19日に進水、1945年2月29日に竣工した。民間籍(石原汽船)の船舶であり、竣工後は海軍配当船(特設艦船ではなく)として大日本帝国海軍が徴用したが、実際に任務に就くことはなく、1945年7月24日香川県志度湾沖にてイギリス艦載機の集中攻撃を受け被弾、大破、船体は二つに折れ後部が着底した。船員6名が戦死した。
飛行甲板を装備しているため簡易空母として運用が可能であり、タンカーとしての機能も維持している。敵潜水艦の攻撃目標であるタンカーが対潜哨戒機を搭載するという構想は画期的だったかもしれない。搭載機としては中間練習機を予定していたが、通常の艦上機を搭載する案も存在したと伝えられている。
[編集] 戦後
終戦後の1948年、解体引き揚げられることとなり、その際、地元の有志がマストを貰い受け、警鐘台として活用した。現在は「志度町消防団 鴨庄台部屯所」前にあったマストが四国村(民家博物館)に移設されている。
[編集] 性能
[編集] 同型艦
- 大滝山丸(未成)
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