おサイフいっぱいクイズ! QQQのQ
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おサイフいっぱいクイズ! QQQのQ(-さいふ-くいず-きゅきゅきゅのきゅー)は、1998年9月28日~12月25日にTBSテレビ系列の正午枠で放送されたクイズ番組である。裏番組に『笑っていいとも!』や『おもいッきりテレビ』などがあり、極端な低視聴率のため3ヶ月で終了された。司会は上岡龍太郎と笑福亭笑瓶。問題読み上げは斎藤陽子。「天才バカボン」でおなじみの本官とウナギイヌが暴れまくるオープニングアニメとウナギイヌをモチーフにしたタイトルロゴは赤塚不二夫率いる「フジオプロ」が担当した。
目次 |
[編集] ルール
回答者は2人一組。クイズに挑戦し成功すると現金つかみ取りの挑戦が受けられる。
- 即答!エントリークイズ
- 第1ステージ。これに6問正解しないと第2ステージに挑戦できない。
- 5秒以内に答えるクイズを10問続ける。クイズタイムショックに似た方式。
- クイズ2人でせーの!
- 2人の直感で同じ答えを合わせればクリア。
- 山手線クイズ
- 要するに山手線ゲーム。
- 記憶力クイズ
- 長文を聞いて内容を答える。
- クイズ2人でQQQ
- 2つある答え問題を出し、それを2つとも答える。
[編集] 棒でボーナス棒つかみ!
番組の終盤のボーナスステージ。どのタイミングで落ちてくるかわからない棒をつかむ。長さ15センチの青の棒をつかむと100,000円、長さ10センチの赤の棒をつかむと300,000円がもらえる。ただし、失敗すると獲得賞金が半額に減額される。それまでの賞金の多いチームから、どちらの棒に挑戦するか、あるいは挑戦しないかを選択できる。ただし、青と赤の棒にそれぞれ1チームは挑戦しなければならない。
[編集] エピソード
- 放送終了日前日(1998年12月24日、正確には25日)の深夜に放送された明石家サンタに笑福亭笑瓶が電話で出演。初めてのメイン司会のこの番組が3カ月で打ち切られたと言う不幸話を披露し、見事合格で賞品(単行本「今世紀最後の重鎮バトル『村上ショージVS剛州』(山中伊知郎 著 風塵社)×50冊セット)を獲得することになった。その際、笑瓶は、この番組が生放送ではなく、実は収録、それも5本撮り(1回の収録で5回分の放送分を撮影。)であったことを暴露した。
- ただし、上岡もこの番組が開始する前後に笑瓶と同様、5本撮りの録画放送であることを暴露する発言をしていたことがある。これは、上岡がサラリーマンのような生活を嫌っており、それ故生の帯番組には絶対に出演しないというポリシーを持っていたことに対する説明であったものと考えられる。
- 番組タイトルの由来は、かつてこの枠で放送された『ベルトクイズQ&Q』『スーパーダイスQ』『あんたが出番・面白Q!』に由来するとも言われている。
- 賞金の計数には、グローリー工業の業務用(銀行向け)計数機が用いられており、計数に要する時間を計算した上でCM入りするという芸の細かいことを行っていたが、大量の硬貨を投入することに成功した組が出たときには、CMが開けてもまだ計数が完了していなかったこともある。
- 1998年10月8日の放送では、視聴率が1%台を下回り、0.9%というワースト記録を叩き出し、東京スポーツに『現金つかめても視聴率つかめず』と取り上げられた。
- 解答者のあまりにも酷いレベルの低さに上岡がキレて、解答者席を蹴ったこともあった。
- 上岡はクイズ番組という企画に乗り気ではなく、わざとつまらなくして3ヵ月でトーク番組に変えさせる目論見であったが、想像以上に視聴率が伸びず打ち切りになってしまったと後日談で語っていた。
- 2000年4月を持って芸能界を引退した司会の上岡龍太郎にとって、事実上これが最後の東京キー局制作のレギュラー番組となった。
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- 60秒以上
- 30秒
[編集] 関連項目
[編集] 前後番組の入れ替わり
TBS系列 月曜~金曜正午枠 | ||
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