Windows ムービーメーカー
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開発元: | マイクロソフト |
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最新版: | 2.1 / 2004年9月2日(日本語版) |
対応OS: | Microsoft Windows |
種別: | ノンリニア編集 |
ライセンス: | プロプライエタリ |
公式サイト: | Windows ムービーメーカー |
Windowsムービーメーカー(うぃんどうず-)とは、Microsoft Windowsに付属するノンリニア編集ソフトウェアのスタートメニュー等での呼称。Windows Meで初めて実装され、Windows XP(Service Pack 2以降)ではいくつかの機能改善が施されている。
目次 |
[編集] 概要
Adobe Premiere等のムービー編集ソフトと同様に動画を編集して書き出すことを目的に作られたツール。Windows Millennium Edition (Windows Me) で初めて搭載されたが、当初は単に取り込んだ映像をトリミングする程度しかできず、OSのおまけ程度の貧相なソフトであった。Windows XPでも同ツールは引き継がれたが、画面上のデザインが多少変わった程度で内容はWindows Meと同然であった。しかし、マイクロソフトのWindows Media 9シリーズ開発の一環として登場したバージョン2.0からはそれらの機能に加えて視聴覚機能(切り替え効果、特殊効果)やテロップ(文字列)の追加等が可能になり、ある程度簡単な動画であればわざわざ他社のソフトウェアを利用する必要はない。但し、操作性や動画に対しての詳細な設定は制限されているため、高度な映像を制作する場合には既存の機能を過信しないように注意するべきである。
読み込み形式はWMAやWMV形式の他に、既存のAVI、BMP、JPEG、GIF、MPEG(要対応コーデック)、WAV形式などが利用できる。書き出すファイル形式はWMV形式のみに限られているが、動画の品質設定が行えるため、ローカルコンピュータ内での鑑賞であれば高画質に、電子メールやインターネット上での公開であれば低画質に指定すると言った、目的に応じた選択が可能である。余談だが、DV接続にも対応しており、IEEE1394経由で接続した後にビデオカメラから映像を取り込むことも可能である。
なお、ムービーメーカー2が登場した当初は単独のインストーラーが公開されていたが、不具合を修正したバージョン2.1ではWindows XP Service Pack 2と同梱する形態を取ったため、現在ではJump Start CD for Windows 版 (Windows Media Player 9 シリーズ 日本語版 収録)を購入しないと単独で入手することはできない。言い換えれば、ムービーメーカー2を導入すると必然的にWindows Media Playerや、Windows XPそのもののバージョンも変わることになる。
[編集] 主な機能
- プロジェクト単位でのデータ管理
- 既存の画像・動画の取り込み
- 既存の画像・動画のトリミング及びつなぎ合わせ
- 特殊効果の追加
- 画像サイズは320*240もしくは640*480に自動変換される。
- ファイルの書き出し 他
[編集] 関連事項
[編集] 外部リンク
- Windows ムービーメーカーを使って、ホーム ムービーを作成しよう(公式サイト。使用例や活用に関する情報が記載されている)
- Windows ムービー メーカー 2 ではじめてのビデオ編集に挑戦!(Microsoft Users内より。使用例に関する情報が記載されている)