高野下駅
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高野下駅(こうやしたえき)は、和歌山県伊都郡九度山町にある、南海電気鉄道高野線の駅。
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[編集] 駅構造
交換設備を備えた島式1面2線のホームを持つ盛土駅である。難波方には事業用車両の留置線があり、西側には昔の貨物ホーム跡が残っている。臨時特急停車駅でもあった。
駅舎はホームの東側に建てられており、ホームとは構内踏切で連絡している。乗車券の自動販売機が設置されておらず、窓口で乗車券を購入する必要がある。また、自動改札機は開閉式となっていない。便所は改札内にあり、男女別の水洗式。
- のりば
- ■ 極楽橋・高野山方面
- ■ 橋本・河内長野・堺東・難波方面
日中の一部の各停と夜間の急行は当駅折返しになる。なお当駅折り返し列車は、直接難波方面行ホーム(2番線)に入線する。
[編集] 利用状況
2004年度の調査結果では、1日あたりの平均乗降客数は236人。この数字は南海の駅全体では99駅中92位、高野線の駅(難波~岸里玉出間含む)としては42駅中37位である。
[編集] 駅周辺
駅の東を不動谷川が流れている。国道沿いに昔ながらの集落が見られる。
- 椎出郵便局
- 国道370号
[編集] 歴史
- 1925年(大正14年)7月30日 南海鉄道の椎出駅として開業。
- 1925年(大正14年) 高野下駅に改称。
- 1928年(昭和3年)6月18日 高野山電気鉄道開業。
- 1932年(昭和7年)4月28日 高野山電気鉄道と南海鉄道高野線の直通運転開始。
- 1944年(昭和19年)6月1日 会社合併により近畿日本鉄道と高野山電気鉄道の駅となる。
- 1947年(昭和22年)3月15日 高野山電気鉄道が社名変更。近畿日本鉄道と南海電気鉄道の駅となる。
- 1947年(昭和22年)6月1日 旧南海鉄道の路線譲渡により、南海電気鉄道単独の駅となる。