駿台予備学校
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駿台予備学校(すんだいよびがっこう)は、東京都千代田区駿河台を本拠に全国21箇所に校舎を持つ大手予備校である。河合塾・代々木ゼミナールと並ぶ三大予備校。略称は駿台(すんだい)。学校法人駿河台学園、学校法人駿河台西学園、学校法人駿河台南学園の3法人からなる。旧称は駿台高等予備校。
学校法人駿河台大学・駿台甲府高等学校・駿台甲府中学校・駿台甲府小学校(学校法人駿河台西学園)とは姉妹関係にあるが、東京都北区にある駿台学園中学校・高等学校とは無関係。なお、学校法人駿河台学園、学校法人駿河台西学園、学校法人駿河台南学園、学校法人駿河台大学、駿台文庫株式会社、駿台曜曜社株式会社等のグループ関連法人は、事実上一体的に運営されており、人事採用や異動も一括して行われている。
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[編集] 概要
- 代々木ゼミナール・河合塾とともに三大予備校の一つに数えられ、下手な大学に入るより難しいといわれるほどで、生徒のレベルの高さから「生徒の駿台」 「理系の駿台」と呼び習わせられることが多い(かつてより受験生の間では「生徒の駿台 講師の代ゼミ 机の河合」と呼ばれたりしていた)。
- 医学部への合格率が三大予備校の中ではトップ。
- 市谷校舎は医学部系のコースのみが集まっている。
- 歴代にわたって名物講師が数多く出講しており、講師の中には、大学教員との兼任者や、後に大学教員に転進した者も少なくなく、アカデミズムとの関わりが深い。
- 駿台文庫という出版社があり、駿台予備学校系の教材を出版している。また駿台曜曜社株式会社も系列出版社である。
- 1980年代まで東名阪以外の地域への進出には消極的であった(名古屋も本格進出は1988年である)が、現在は札幌市・仙台市・福岡市にも校舎を設置している。
- 英語科は、伊藤和夫にはじまる駿台構文主義の伝統を墨守している。
[編集] 沿革
1918年に英文学者の山崎寿春が開設した東京高等受験講習会を前身とし、1930年に各種学校として東京府の認可を受けた。1980年には、専修学校制度の発足を機に旧称の駿台高等予備校を駿台予備学校と改称、翌1981年には、東京都より正式に専修学校の認可を受けた(京都校は1982年京都府認可)。
[編集] 著名講師
[編集] 英語
青木利夫、秋澤秀司、新井和泰、飯田康夫、大賀ひろし、大島保彦、大原正幸、表三郎、勝田耕史、加東憲吉、蒲生範明、小林俊昭、斎藤聖、斎藤英之、斎藤寛、斎藤資晴、坂井孝好、佐藤治雄、鈴木貴之、鈴木由美、高橋アキラ、高橋秀夫、武富直人、平柳和哉、船岡富有子、太庸吉、竹岡広信、松本賢治、山口紹、山崎晃、山崎正人、渡辺良一、真山浩、桜井博之、霜康司、薄大助、塚田潤、刀祢雅彦、平野真理
[編集] 数学
浅井さやか、渥美文夫、阿部雄二、荒木重蔵、飯島秀樹、桂祐一郎、亀田隆、雲幸一郎、小島敏久、小番潤、小林隆章、杉山義明、齋藤寛靖、鹿野俊之、鈴木毅、須長淳一、清史弘、戸田洋、鳥羽博、早川智也、安田亨、米村明芳、三森司、森茂樹、渡辺美佳
[編集] 国語
- 現代文
- 古文
- 漢文
- 斉京宣行、石川正人、三宅崇広、水野正明
[編集] 理科
- 物理
- 化学
- 石川正明、星本悦司、石川峻、細川豊、橋爪健作、景安聖士、杉本忠身、加納圭、大橋憲三、沖暢夫、北山一、山下幸久、岡本富夫
- 生物
- 朝霞靖俊、朝倉幹晴、伊藤和修、大森徹、小出綾希、佐野恵美子、佐野芳史、中島丈治
- 地学
- 高木信行
[編集] 社会
- 日本史
- 世界史
- 大岡俊明、江頭誠悟、須藤良、宜本稔、渡辺幹雄、川西勝美、池田勝彦、林秀範
- 地理
- 阿部恵伯、谷地隆、岡田了一郎、小松栄介
- 公民
[編集] 小論文(駿台では「論文科」)
内海信彦、奥津茂樹、小阪修平、今野雅方、最首悟、佐藤緑、村田秀樹、上条晴史
[編集] 元・本学講師
[編集] 英語
伊藤和夫、今井宏、入不二基義、奥井潔、鈴木長十、仲本浩喜、高橋善昭、筒井正明、福崎伍郎、薬袋善郎、山口俊治、山田弘
[編集] 数学
野澤悍、秋山仁、長岡亮介、中田義元、西岡康夫、根岸世雄、土師政雄、山本茂年、北山庫裏
[編集] 国語
- 現代文
- 藤田修一、針谷雅英、吉沢康夫、亀井和子
- 古文
[編集] 理科
- 化学
[編集] 社会
- 日本史
- 安藤達朗、加藤幸夫、竹内久顕、野島博之
- 地理
- 箸本健二
- 公民
- 小泉祐一郎(政経)
[編集] 小論文
[編集] 校舎一覧
- 首都圏
- お茶の水校(本部)、市谷校舎、四谷校、池袋校、八王子校、町田校、大宮校、横浜校、千葉校、柏校、現役フロンティア自由が丘校、現役フロンティア吉祥寺校、現役フロンティア津田沼校
- ※「現役フロンティア―」は現役生(高校生)専用の校舎である。
- 関西地区
- 京都校、京都南校、大阪校、大阪南校、上本町校、神戸校、茨木教室、姫路教室、堺東教室
- その他
- 札幌校、仙台校、名古屋校、福岡校
[編集] 全国入試模試センター
駿台予備学校が開催する模擬試験に関連する業務を取り扱っている。
[編集] 平成15年度センター試験成績データ流出事件
2003年1月25日、駿台予備学校は同校の提供する合格判定サービス「インターネット選太君」が第三者によって成績データを取得できる状態であった事を公表、同サービスを停止した。同サービスはクライアントソフトがサーバ上の成績データをFTPプロトコルで取得する仕様だが、各高校の利用するパスワードは共通であり、またサーバ側にもクライアントによってアクセス範囲を制限する機構が無かった。この影響で駿台に自己採点データを提出した受験者の個人情報(仮名、高校名、クラス名、出席番号など)と全科目の自己採点結果19万7000人分が流出したとされる。