長津田駅
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長津田駅(ながつたえき)は、神奈川県横浜市緑区長津田四丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京急行電鉄・横浜高速鉄道の駅である。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
- 小田原駅同様、違う事業者が通し番号でプラットホームの番号をふっている。
[編集] 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 島式ホーム1面2線の駅。
- みどりの窓口設置駅。(2004年頃、指定席券売機導入に伴い2つの窓口のうち1つを閉鎖)
- 指定席券売機は2機設置。
- 田園都市線・こどもの国線と比べると横浜線のホームのみ東神奈川方面にややずれている。また、田園都市線ホームとの間にホームのない線路が1本あり、東急車輛製造で製造された新製車輌の搬入に使用される。
- 改札口は東急とは別に1箇所ある。
- のりば
1 | ■横浜線 | 町田・橋本・八王子方面 |
2 | ■横浜線 | 新横浜・東神奈川・横浜・大船方面 |
[編集] 東京急行電鉄(東急)
- 島式ホーム2面4線の駅。
- 3番線を除き発車時又は到着時若しくはその両方でポイント通過のため揺れることがあるため、注意が必要である。
- 中央林間駅方に長津田検車区があり当駅を始発・終着とする列車が多数存在する。
- 改札口はJR東日本とは別に2箇所ある。
- 朝ラッシュ時には当駅始発の上り急行電車が4分ごとに運行されているが,3~4本ほど逃さないと座れない。2006年5月の,座席格納車の増備により,着席目当ての始発列車待ちの列が長くなった。始発待ちの人,当駅よりも手前の中央林間駅を始発とする急行を待つ人(当然座れない),向かい側のホームで各駅停車を待つ人で,ホームは大変な混雑となる。
- 改札内に売店のTOKSがある。
- 2005年から2006年にかけて、改札外コンコース内の店舗が再整理され、本屋の「BOOKS SAGA」とQBハウスなどが入居している。2006年8月31日には、東急子会社(東急ステーションリテールサービス)がフランチャイジーとして営業する「ローソン」系のコンビニが開業し、同日に洋菓子、すし、惣菜等の飲食物販売店も一斉に営業を開始した。
- 2006年9月時点の店舗詳細は、しぶそば(飲食店),ブックスサガ(書店),ヴィ・ド・フランス(パン屋),ミスターミニット(総合リペアサービス),QBハウス(理髪店),ほのか(惣菜店),とんかつ新宿さぼてん(惣菜店),日本一(惣菜店),京樽(すし店),銀座コージーコーナー(洋菓子店),崎陽軒(惣菜店),ローソンプラストークス(コンビニエンスストア)である。
- のりば
3 | ■田園都市線(本線) | 中央林間方面 |
4 | ■田園都市線(待避線) | 中央林間方面 |
5 | ■田園都市線(主に急行) | 二子玉川・渋谷(半蔵門線)押上・(東武伊勢崎線)春日部方面 |
6 | ■田園都市線(主に各駅停車) | 二子玉川・渋谷(半蔵門線)押上・(東武伊勢崎線)春日部方面 |
[編集] 横浜高速鉄道こどもの国線
- 単式ホーム1面1線の駅。
- ホームと改札外通路および駅出口の間は改札がなく直接つながっており、駅外からこどもの国線列車には改札を通らずに乗車できる。(乗車券を持たないで乗った場合は恩田駅またはこどもの国駅で精算することになる)
- こどもの国線のホームは、以前は東急線の構内(改札内)であったが、2000年3月29日よりこどもの国線と東急線のホームの間の通路に改札が設けられて東急線の改札外となった。代わりにホームと改札外通路・出口が連結された。
- これにより、こどもの国線と東急線を乗り換える際に東急線の改札を通る必要があるようになった。
- なお、この頃東急に(こどもの国線との乗換や西口利用に便利な)改札が新設されるほか、既存の東急の改札内のお手洗いが改札外となる。
- こどもの国線ホームが東急の改札内にあった頃は改札からこどもの国線ホームに移動するためには、一旦、田園都市線ホームのどちらかに降り、ホームやや中央林間よりにある地下通路を通る必要があった。
- 田園都市線の渋谷方面と線路が繋がっており、田園都市線とこどもの国線を直通する臨時電車が走ったことがある(これ以外のホームは直接の他線からの到着・他線への出発ともに出来ない)
- のりば
7 | ■こどもの国線 | こどもの国方面 |
[編集] 利用状況
- 横浜線
- 1日平均乗車人員 53,958人(2005年度)
- 東急田園都市線
- 1日平均乗降人員 118,127人(2005年度、田園都市線内第4位、前年度比10人増)
- 1日平均乗車人員 63,658人(2005年度、横浜市統計書[1]より、こどもの国線利用者分も含む)
- 横浜高速鉄道こどもの国線
- 1日平均乗降人員 10,108人(2005年度、前年度比120人増)
[編集] 駅周辺
南側は大山街道の旧宿場町、北側は住宅地と商業地が入り混じった状態で、近年は駅周辺の再開発が進められている。南口はバスの折返し場程度のスペースがあり、路線バスの発着場、タクシー乗り場になっている。北口・西口は一般道路や生活道路に面しているため大型車の通行は限られている。
1日の乗降客の多い駅であるにもかかわらず、駅周辺の開発が立ち後れているため、商業施設の建設を求める声も少なくない。
- JA
- 横浜銀行
- 八千代銀行
- みずほ銀行
- 長津田郵便局
- マルエツ
- 長津田消防出張所
- 長津田地区センター
- 長津田厚生総合病院
- 森村学園(幼稚園・初等部小・中学・高校)
- 横浜市立長津田小学校
- 横浜市立長津田第二小学校
- 横浜市立田奈中学校
- 東京急行電鉄長津田検車区
- 横浜若葉台団地
- 長津田みなみ台
[編集] 路線バス
路線バスは南口から中山駅・十日市場駅・若葉台中央・柿生駅南口・町田ターミナル・市が尾駅・長津田辻・奈良北団地の各方面へ向かうバスが発着する。
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- 長津田駅(南口)
- 1番乗り場
- 2番乗り場
- <町72> 町田バスターミナル・町田バスセンター (神奈中)
- <津01> 長津田辻 (神奈中)
- 2番乗り場近く
- <40> 若葉台中央 (市営、神奈中) ※平日朝夕は隣の「長津田駅入口」から発車
- 長津田駅入口(南口交差点先)
- 乗り場
- <40> 若葉台中央 (市営、神奈中)
[編集] 歴史
- 1908年(明治41年)9月23日 横浜鉄道の駅として開業。
- 戦前までは田奈弾薬庫(現・こどもの国)と、駅付近の軍需工場(長津田厚生病院隣のマンション付近)への物資輸送等で引き込み線が設置されていた。
- 1917年(大正6年)10月1日 国有化され、国鉄の駅となる。
- 1966年(昭和41年)4月1日 東急田園都市線(溝の口~長津田間)が開通。横浜線の連絡跨線橋工事が遅れたため、一部未完成だった。当初は1面1線の駅。
- 1967年(昭和42年)4月28日 こどもの国線が開通。
- 1968年(昭和43年)4月1日 田園都市線(長津田~つくし野間)が開通。
- 1984年(昭和59年)4月9日 東急・営団半蔵門線の相互乗り入れ、田園都市線中央林間駅まで延長。
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により、横浜線はJR東日本の駅となる。
- 1988年(昭和63年)3月13日 横浜線で快速運転を開始(当初は快速通過駅)。
- この間頃、横浜線と田園都市線の間の両線を結ぶホームのない線路の本数が減らされて1本となり横浜線のホームが拡張される(八王子よりの端の電車が停車していない箇所は拡張されていない)。
- 1994年(平成6年)12月3日 当駅が横浜線の快速停車駅に追加される。
- 1997年(平成9年)8月1日 こどもの国線がこどもの国協会から横浜高速鉄道に譲渡される。
- 2000年(平成12年)3月29日 こどもの国線通勤線化に伴い、西口を新設。こどもの国線のりばのみラッチ外となる。
- 2003年(平成15年)3月19日 東急田園都市線に東武鉄道車両の乗り入れを開始する。
- 2004年(平成16年)4月1日 営団地下鉄民営化に伴い、東急田園都市線の乗り入れ先は東京メトロとなる。
[編集] 隣の駅
- 横浜高速鉄道
- ■こどもの国線
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- 長津田駅 - 恩田駅
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