米州開発銀行
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米州開発銀行(べいしゅうかいはつぎんこう、Inter-American Development Bank, IDB, IADB)は、中南米諸国の経済開発を促進するため1959年に米州機構会議で設立が決定した国際融資機関。1960年に開業し加盟国は47カ国。ワシントンD.C.に本部を置き、加盟国による資本金809億ドルに加え国際金融市場での起債266億ドルを元に運用している。1966年に融資承諾額67億ドルと技術援助27億ドルの実績を発表した。
2005年7月27日、コロンビアの外交官アルベルト・モレノがエンリケ・V・イグレシアスの後任として頭取に就任した。
米州開発銀行は4つの公式言語を使用している。英語の他の正式名称は以下の通り。
- スペイン語: Banco Interamericano de Desarrollo.
- フランス語: Banque Interaméricaine de Développement.
- ポルトガル語: Banco Interamericano de Desenvolvimiento.
この三つの言語での略称は「BID」となる。
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[編集] 加盟国
[編集] 債権国
オーストリア、ベルギー、カナダ、クロアチア、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、イスラエル、イタリア、日本、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、大韓民国、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、アメリカ合衆国。
[編集] 債務国
アルゼンチン、バハマ、バルバドス、ベリーズ、ボリビア、ブラジル、チリ、コロンビア、コスタリカ、ドミニカ共和国、エクアドル、エルサルバドル、グアテマラ、ガイアナ、ハイチ、ホンジュラス、ジャマイカ、メキシコ、ニカラグア、パナマ、パラグアイ、ペルー、スリナム、トリニダード・トバゴ、ウルグアイ、ベネズエラ。