福岡銀行
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福岡銀行のデータ | |
統一金融機関コード | 0177 |
SWIFTコード | FKBKJPJT |
店舗数 | 166店(本支店157、出張所9) |
設立日 | 1945年3月31日 |
総資産 | 7兆0750億円 |
本店 | |
所在地 | 〒810-8727 |
福岡市中央区天神二丁目13番1号 | |
電話番号 | 092-723-2131(本店営業部) |
外部リンク | 福岡銀行 |
福岡銀行(ふくおかぎんこう、THE BANK OF FUKUOKA, LTD.)は、福岡県福岡市中央区に本店を置く地方銀行。通称「福銀」(ふくぎん)。
目次 |
[編集] 概要
第十七国立銀行として創業し、戦時統制により福岡県内の銀行を統合する形で設立された。発足当時は地銀最大手であった。その後、県の基幹産業であった炭鉱産業の衰退とともに一時停滞を余儀なくされたが、不良債権比率の低さと財務基盤の強固さにより、現在でも全国屈指の有力地銀である。
熊本県に本拠をおく第二地方銀行熊本ファミリー銀行とともに、2007年4月2日に設立されるふくおかフィナンシャルグループの傘下に入る。また、2006年10月13日には、長崎県に本拠をおく九州親和ホールディングスと業務・資本提携を結び、今後親和銀行の不良債権処理と経営の健全化を支援する予定である。
福岡県、福岡市、および北九州市の指定金融機関(北九州市はみずほ銀行と共同)。
[編集] 沿革
- 1877年(明治10年)- 第十七国立銀行として創業。
- 1945年(昭和20年)3月31日 - 十七銀行・筑邦銀行(戦後の同名行とは無関係)・嘉穂銀行・福岡貯蓄銀行が解散合併し、株式会社福岡銀行を設立。
- 1949年(昭和24年)6月 - 福岡証券取引所に上場。
- 1978年(昭和53年)10月 - 東京証券取引所及び大阪証券取引所市場第二部に上場。
- 1981年(昭和55年)9月 - 東京証券取引所及び大阪証券取引所市場第一部に上場。
- 2006年(平成18年)5月17日 - 熊本ファミリー銀行が整理回収機構へ発行した優先株式(公的資金)を買い取る形で資本提携を結ぶ
- 2007年(平成19年)4月2日 - 熊本ファミリー銀行との共同持株会社ふくおかフィナンシャルグループを設立(予定)
[編集] 付記
同じく地方銀行である広島銀行と「共同利用型基幹システム」を利用している。ATMは広島銀行・福岡中央銀行・熊本ファミリー銀行・福岡ひびき信用金庫・福岡県内の農業協同組合が他行利用手数料無料で利用できる。セブン銀行・E-netのATMでキャッシュカードによる入出金・残高照会等が行える。
本店の地下には775席の福岡銀行本店大ホールがあり、室内楽やピアノ、小編成のオーケストラの演奏が行われている。ここでは福岡銀行吹奏楽団の演奏会が開かれるほか、福岡市の九州交響楽団が年間4回《天神でクラシック》と題する定期演奏会を開催している。
福岡ドーム(2005年からはヤフードーム)のライトスタンドポール際に広告を出しているが、企業名の右側に描かれた白い楕円に囲まれたラッコ(名前は得田福之助〔とくだ・ふくのすけ〕)のイラストに打球をダイレクトで当てた打者には、福岡銀行から賞金100万円が贈呈される。当初はラッコのグラブに当てたら100万円だったが、まったく当たらないためラッコ全体、さらにラッコを囲む楕円と範囲を広げていったが、これまで賞金を獲得したのは2004年8月1日の北海道日本ハムファイターズ戦で楕円に当てた柴原洋(福岡ダイエーホークス)と、2006年3月26日の辻俊哉(千葉ロッテマリーンズ)の2名だけである。
2006年7月3日より、ATMでも硬貨による入出金が可能になった。
[編集] テレビCM
法令等の改正でテレビCMが解禁されてから当初は、竹内海南江や酒井美紀らを起用していた。
しかし、その後「地元密着」の姿勢に転じるとともに、タレントの起用を控え、新たに制定したマスコットキャラクター“得田福之助”を使ったCMに切り替えた。福之助ファミリーは現在でも非電波媒体の広告でよく見られる。
近年は米大リーグシアトル・マリナーズの城島健司捕手を旧福岡ダイエーホークス時代から起用している。2006年以降は城島選手の大リーグ移籍により、権利金支払いの問題もあって野球選手姿ではない形で出演している。城島選手自身の発言から生まれた「ジョージ・マッケンジー」という異名から始まる歌いだしで「住宅ローン」「インターネットバンキングサービス」「独自発行のクレジットカード等付き多機能キャッシュカード」をそれぞれ宣伝している。