福岡証券取引所
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証券会員制法人 福岡証券取引所(ふくおか・しょうけんとりひきじょ)は福岡県福岡市中央区天神二丁目にある九州で唯一の証券取引所である。略称は福証。設立は1949年。2000年には新興(ベンチャー)企業向け市場として「Q-Board」を開設した。
2006年4月現在の上場会社数は146社。単独上場は新興市場のQ-Boardを含めて38社。近年は取引の電子化により地方で重複上場する意義がなくなり、東証や大証に上場する企業による上場廃止申請が相次いでいる。上場企業数は直近の1年間(2005年8月~2006年8月)で10社減少した。
上場廃止申請が増加する一方、会員証券会社は2002年11月時点の19社から2006年6月現在で29社に増えた。2005年の単独上場銘柄の売買代金(立会内取引)は前年の3倍に増えており、Q-Boardに上場する新規公開株が取引の主役になっている。
福証は廃止数が上場数を大幅に超過する状態が長期に渡り、1990年代の半ばには解散の危機が訪れた。1998年に地元経済界と行政が一体となって「福岡証券取引所活性化推進協議会」を設置、活性化の検討や事務局による企業訪問などを行いながら、取引所を延命している。
後場の株式取引時間は東京証券取引所より30分長い。(午後3時30分まで)
[編集] 略歴
- 1949年 - 設立。
- 2000年5月 - 新興企業向け市場Q-Boardを開設。
- 2000年8月 - 単独上場銘柄をシステム化。
- 2001年12月 - 特定正会員制度を創設。
- 2002年4月 - 立会外取引制度を導入。
- 2005年11月1日 - 東京証券取引所で発生したシステム障害の影響で、株式と転換社債型新株予約権付社債の全銘柄の取引が停止。
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