白木駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
白木駅(しらきえき)は、三重県鳥羽市白木町細田にある近畿日本鉄道志摩線の駅。
目次 |
[編集] 駅構造
相対式2面2線の間に通過線2本が設けられた、待避可能な地平駅。ホーム有効長は2両。無人駅である。駅舎(駅入口)は4番ホーム(西)側賢島寄りにあり、反対側の1番ホームとは跨線橋で連絡している。4番ホーム裏手に電化された留置線があるが、これはかつて単線だった時の鳥羽方面行き本線だった。現在は非常用であり、通常は使用されない。また、賢島寄りに旧線を利用した保線基地がある。
便所は設置されていない。2005年2月21日の終日無人駅化に伴い、改札内にあった男女別の汲取式便所が閉鎖された。
無人駅であり、停車列車が全てワンマン運転のため、全ての停車列車にてドアカットによる降車時集札が実施される。乗車位置も1ヶ所のみに制限される。また、自動券売機が設けられていない(有人駅時代も駅窓口での乗車券購入だった)ため、駅舎内の発行機から乗車駅証明書を取ってから乗車し、降車時に車内の運賃箱(有人駅の場合は駅窓口)で運賃を支払うことになる。
- のりば
- 鵜方・賢島方面
- (下り通過線・ホームなし)
- (上り通過線・ホームなし)
- 鳥羽・大阪・名古屋方面
[編集] 特徴
志摩線の途中駅では唯一の待避可能駅である。
[編集] 利用状況
- 2005年11月8日の調査結果によると、1日の利用客はわずか38人。この数字は…
[編集] 駅周辺
駅周辺には閑静な山中の集落が見受けられるのみ。
[編集] 歴史
- 1929年(昭和4年)7月23日 志摩電気鉄道鳥羽~真珠港(現在は廃止)間開通時に開業。
- 1944年(昭和19年)2月11日 志摩電気鉄道ほか6社合併により、三重交通の駅となる。
- 1964年(昭和39年)2月1日 三重交通の鉄道事業の分離譲渡により三重電気鉄道の駅となる。
- 1965年(昭和40年)4月1日 会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
- 1969年(昭和44年)12月10日 改良工事のため営業休止(バス代行)。
- 1970年(昭和45年)3月1日 標準軌化し鳥羽方に0.1Km移設して営業再開。
- 1975年(昭和50年)12月 上下共用通過線設置。
- 1993年(平成5年)9月11日 複線化。
- 2005年(平成17年)2月21日 終日無人駅となる。