松ヶ崎駅 (三重県)
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松ヶ崎駅(まつがさきえき)は、三重県松阪市久米町樋之口にある近畿日本鉄道山田線の駅。
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[編集] 駅概要
公式には上記住所であり、旧三雲町に所在するが、駅用地は松阪市塚本町にもわたっている。
駅名は、旧松ヶ崎村から命名。松ヶ崎村はのちに松阪市に合併されたため、駅名と公式な住所が異なることになる。
[編集] 駅構造
相対式2面2線のホームを持つ地平駅。ホーム有効長は4両。互いのホームを結ぶ構内踏切や地下通路などはなく、上下線別々に改札口がある。なお、改札口は各ホーム宇治山田寄りにある。時間帯により無人駅となる。便所は水洗式。
- のりば
- 宇治山田・鳥羽・賢島方面
- 名古屋・大阪・京都方面(但し殆どは伊勢中川ゆき)
[編集] 利用状況
- 2005年11月8日の調査結果では、1日の利用客は1192人。この数字は…
- 近鉄の全調査対象駅(323駅)中、235位。
- 山田線・鳥羽線・志摩線の駅(33駅、他線接続駅含む)の中では、15位。
- 三重県内の近鉄の駅(116駅)の中では、64位。
[編集] 駅周辺
三重県道756号松阪環状線が駅をオーバークロスしているが、これはかつての近鉄伊勢線(元、伊勢電気鉄道本線)の廃線跡であり、1961年に廃止されるまでは接続駅であった。
- 松阪船江郵便局
- ジャスコ松阪マーム店
- アピタ松阪三雲店
- 松ヶ崎城跡
[編集] 歴史
- 1930年(昭和5年)5月18日 参宮急行電鉄参急中川~松阪間開通時に参急松江駅開業。
- 1937年(昭和12年)11月3日 参急松江駅を廃止し、参急松江駅より0.3km中川方に伊勢線との連絡駅として松ヶ崎駅開業。
- 1941年(昭和16年)3月15日 大阪電気軌道が参宮急行電鉄を合併、関西急行鉄道の駅となる。
- 1944年(昭和19年)6月1日 関西急行鉄道が南海鉄道(現在の南海電気鉄道の前身、1947年にこれは再分離)と合併、近畿日本鉄道の駅となる。
- 1961年(昭和36年)1月22日 伊勢線廃止。