上之郷駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
上之郷駅(かみのごうえき)は、三重県志摩市磯部町上之郷下高崎にある近畿日本鉄道志摩線の駅。
目次 |
[編集] 駅構造
島式1面2線のホームを持つ地平駅。鳥羽方複線、賢島方単線の行違い可能駅である。ホーム有効長は2両。駅員無配置駅で、駅舎(改札口)は設けられておらず、賢島寄りの踏切から直接ホームに入る形になっている。ホームへ通じる踏切の手前には簡易待合スペースがある。駅前に公衆便所があり、男女共用の汲取式。
無人駅であるため、全ての停車列車にてドアカットによる降車時集札が実施され、乗車位置も1ヶ所に限定される。また、自動券売機が設けられていないため、乗車時には備え付けの発行機で乗車駅証明書を取り、降車時に車内の運賃箱(有人駅の場合は駅窓口)で運賃を支払う必要がある。
- のりば
- 鵜方・賢島方面
- 鳥羽・大阪・名古屋方面
[編集] 利用状況
- 2005年11月8日の調査結果によると、1日の利用客は139人。この数字は…
- 近鉄の全調査対象駅(323駅)中、313位。
- 山田線~鳥羽線~志摩線の駅(33駅、他線接続駅含む)の中では、29位。
- 三重県内の近鉄の駅(116駅)の中では、107位。
[編集] 駅周辺
[編集] 歴史
- 1929年(昭和4年)7月23日 志摩電気鉄道鳥羽~真珠港(現在は廃止)間開通時に志摩磯部駅として開業。
- 1944年(昭和19年)2月11日 志摩電気鉄道ほか6社合併により、三重交通の駅となる。
- 1950年(昭和25年)9月 行き違い設備設置。
- 1964年(昭和39年)2月1日 三重交通の鉄道事業の分離譲渡により三重電気鉄道の駅となる。
- 1965年(昭和40年)4月1日 会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
- 1969年(昭和44年)12月10日 改良工事のため営業休止(バス代行)。
- 1970年(昭和45年)3月1日 標準軌化、上之郷駅に改称して営業再開。行き違い設備廃止。
- 1975年(昭和50年)12月 行き違い設備再設置。
- 1993年(平成5年)5月18日 五知~上之郷間複線化。