桜井政博
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桜井 政博(さくらい まさひろ、1970年8月3日 - )は、日本のコンピューターゲームのクリエイター、ディレクター。代表作は星のカービィシリーズ、大乱闘スマッシュブラザーズシリーズなど。
東京都出身。HAL研究所の主幹だったが、「売れなかったらダメという責任ある立場で仕事がしたい」「ゲーム業界に貢献したい」という理由で2003年に同社を退社し、フリーになり「有限会社ソラ」を立ち上げる。現在はスマブラ新作のディレクターとしてオファーを受け、『大乱闘スマッシュブラザーズX』の製作を手がけている。
また、週刊『ファミ通』において、独自の見解で現代のゲームについて論ずる「桜井政博のゲームについて思うこと」と題したコラムを連載している。
また、若くてルックスが良いので、女性ファンも多い。大の「猫」好き。
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[編集] 若き天才クリエイター
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』までに携わった作品のほぼ全てがミリオンヒットを飛ばしており、前述のカービィシリーズ、スマブラシリーズの成功から、「若き天才クリエイター」として氏のアイデア立案能力の高さを評価する意見も多い。だが実際には任天堂の宣伝力などによる後押しによってソフトの露出が増え、後押しとなっている面があり、それ故に「桜井作品の大ヒットは桜井政博自身ではなく、現実には任天堂の強力な後押しの賜物。『メテオス』の低迷はその証拠である」とする意見がある。
しかし『メテオス』はファミ通のクロスレビューにて、パズルゲームとしても携帯ゲームソフトとしても当時の新記録(携帯ゲームソフトは『風来のシレンGB2 砂漠の魔城』とタイ記録)となる38点かつプラチナ殿堂入りを果たし、閉塞感が漂っていた落ち物パズルゲームに投じられた一石となった。
今後の活躍が期待される中、数多く誘われていた開発を見定める為にE3に出向いたところ、レボリューション(Wiiの開発コード)発表の場でスマブラ開発を知り、「作るなら自分にことわりを入れる」というかつての上司、岩田聡からの約束を反故にされたと感じながらも、その直後に岩田本人から直接オファーを受ける。以後、同作に昔と変わらぬディレクターとして開発に携わることになり、実質的な任天堂作品開発への復帰ともなった。
[編集] 作品リスト
[編集] コンピューターゲーム
- 星のカービィシリーズ
- 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
- ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ(NINTENDO64)
- 大乱闘スマッシュブラザーズDX(ニンテンドーゲームキューブ)
- 大乱闘スマッシュブラザーズX(Wii)
- メテオス(ニンテンドーDS)
[編集] アニメ
[編集] 電子ゲーム
- そだてて!甲虫王者ムシキング(ゲームデザイン)
[編集] 著作
- 2005年3月『桜井政博のゲームについて思うこと Think about the Video Games』エンターブレイン、ISBN 4757722710
- 2006年3月『桜井政博のゲームについて思うこと 2巻 Think about the Video Games』エンターブレイン、ISBN 4757727704