島原市
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島原市(しまばらし)は、長崎県南東部の島原半島にある市。島原半島の中心都市。島原城や武家屋敷など旧城下町の街並みが残り、市内に湧水群のある観光都市である。有明海を介して、フェリーで30分で結ばれている対岸の熊本市や、大牟田市などとの関係も深い。
目次 |
[編集] 地理
島原半島の東端に位置する。
- 河川:水無川、中尾川
- 山:雲仙岳(眉山・平成新山)
- 湖沼:白土湖
[編集] 隣接する自治体
[編集] 歴史
江戸時代初期の1618年(元和4年)から7年の歳月をかけ松倉重政が島原城を築城し、以後は島原藩の城下町として栄えた。しかし松倉家はキリシタン弾圧をはじめとする悪政を続け、1637年(寛永14年)に島原の乱が起こる。これにより住民はほとんど死亡し、代わって藩を統治した高力忠房の移住政策により復興していくことになる。
明治時代、廃藩置県によって一時的に島原県が設立され県庁所在地となったが、島原県はすぐに長崎県に編入された。その後島原城も廃城となり破却された(1964年に復元)。
半島の中央部にある雲仙岳は大噴火を繰り返す活火山として有名である。1792年(寛政4年)には島原大変肥後迷惑と呼ばれる日本史上最悪の噴火災害が起こり現在の島原市域に大打撃を与え、1万5千人以上の死者が発生している。また最近では1990年(平成2年)11月17日から普賢岳が噴火。翌1991年6月3日には火砕流が発生し、報道関係者や世界的に有名な火山学者クラフト夫妻など43人が亡くなった。1996年6月3日に火山活動の終息が宣言され、それ以降は現在まで復興へ向けた取り組みが続けられている。
[編集] 行政区域の変遷
- 1889年4月1日 町村制度施行により、現在の市域にあたる以下の町村が発足(郡はすべて南高来郡)。
- 島原町・島原村・湊町・安中村・杉谷村・三会村・大三東村・湯江村
- 1924年4月1日 島原町・島原村・湊町が対等合併し、新町制による島原町が発足。
- 1940年4月1日 島原町・安中村・杉谷村が対等合併し市制施行。島原市が発足。
- 1955年4月1日
- 三会村を島原市へ編入。
- 大三東村・湯江村が対等合併。有明村となる。
- 1961年11月3日 有明村が町制施行。有明町となる。
- 2006年1月1日 有明町を島原市へ編入。
[編集] 行政
- 市長:吉岡庭二郎(1992年12月から)
[編集] 警察
- 島原警察署
[編集] 消防
- 島原地域広域圏消防
[編集] 産業
[編集] 特産品
- 島原手延べ素麺
- チェリー豆
- 具雑煮
[編集] 姉妹都市・提携都市
[編集] 国内
[編集] 地域
[編集] 教育
[編集] 高等学校など
- 長崎県立島原高等学校
- 長崎県立島原農業高等学校
- 長崎県立島原工業高等学校
- 長崎県立島原商業高等学校
- 私立島原中央高等学校
[編集] 中学校
- 市立
- 第一中学校
- 第二中学校
- 第三中学校
- 三会中学校
- 有明中学校
[編集] 小学校
- 市立
- 第一小学校
- 第二小学校
- 第三小学校
- 第四小学校
- 第五小学校
- 三会小学校
- 長貫分校
- 大三東小学校
- 高野小学校
- 湯江小学校
[編集] 養護学校
- 長崎県立島原養護学校
[編集] 交通
[編集] 鉄道路線
[編集] 道路
[編集] 一般国道
[編集] 主要地方道
[編集] 高速バス
[編集] 一般路線バス
- 島原鉄道バス
[編集] 船舶
島原港から次の各地への航路がある。
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集] 島原市出身の有名人
- 草野仁(テレビ番組司会者)
- 柴田保光(プロ野球選手)
- 下田圭将(学生横綱)
- 仲町貞子(作家)※大三東村出身
- 中村孝明(料理人)
- 百武裕司(アマチュア天文家)
- 丸尾末広(漫画家)
- 森崎東(映画監督)
- 宮崎香蓮(タレント)
[編集] その他
- 水の郷百選:火山とともに生きる湧水と歴史の国民公園都市
- 日本遊歩百選:国民公園都市