坂町駅
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坂町駅(さかまちえき)は、新潟県岩船郡荒川町坂町にある東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅。
羽越線と米坂線の接続駅。かつてSL時代は駅構内に機関区(坂町機関区)があり、羽越線貨物列車用D51型、米坂線用9600型蒸気機関車の基地となっていた。現在は扇形庫の一部と転車台、給水塔が残っている。近年羽越線でSL列車(SL村上ひな街道号)が運転されているが、これに伴い転車台は補修・整備され、方向転換の際にはこの転車台が使われる。 特急「いなほ」の全列車が停車する。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
- 地上駅。みどりの窓口設置の社員配置駅となっている。
- ホームは島式2面4線。駅舎(東側)と両ホームは跨線橋で連絡している(下記ホームは東から順に)。
- ■1番線:米坂線(上り)小国・米沢方面
- ■2番線:羽越本線(上り)新潟・新津方面
- ■3番線:羽越本線(下り)村上・酒田方面、米坂線(上り)小国・米沢方面
- ■4番線:羽越本線(待避等)、米坂線(上り)小国・米沢方面
- 1番線は構内で唯一非電化となっており、主に米坂線が発着する。但し、米坂線より新潟方面へ直通する快速「べにばな」など羽越本線の一部列車も発着する。
- 駅舎内には、みどりの窓口、券売機の他、待合室、売店、トイレなどがある。
- 駅前広場にはD51蒸気機関車の動輪が展示されている。
[編集] 利用状況
- 1日平均乗車人員:845人(2005年度)
[編集] 駅周辺
- 県立坂町病院
- 県立荒川高校
[編集] 歴史
- 1914年(大正3年)11月1日 - 村上線・中条~村上間延伸開業に伴い開設。
- 1931年(昭和6年)8月10日 - 米坂西線(現在の米坂線)、坂町~越後下関間が開通。
- 1963年(昭和38年)11月 - 現駅舎に改築。
- 1972年(昭和47年)7月20日 - 羽越本線・平木田~坂町間を複線化。
- 1976年(昭和51年)7月16日 - 羽越本線・坂町~平林間を複線化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本に承継、米坂線の貨物営業を廃止。
[編集] 隣の駅
- 米坂線
- 越後大島駅 - 坂町駅
なお1995年まで越後大島駅と当駅との間には花立駅があった。