国際エネルギー機関
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国際エネルギー機関 (IEA:International Energy Agency)は26加盟国がその国民に信頼できる、安価でクリーンなエネルギーを提供する為の諮問機関。当初1973-74年の第1次石油危機を契機にアメリカのキッシンジャー米国務長官の提唱のもと、加盟国の石油供給危機回避―安定したエネルギー需給構造を確立すること―を目的に設立されたが、エネルギー市場の変化に伴いその役割も変化した。現在は「スリーE:バランスの取れたエネルギー政策立案、エネルギー安全保障、経済発展と環境保護」を掲げている。現在の焦点は、気候変動に関する政策と市場改革、代替エネルギー技術開発におけるコラボレーションと加盟外国々へのアウトリーチ―特にエネルギー大国である中国、インド、ロシアそしてOPEC加盟国―である。
加盟基準:
- OECD加盟国(現在30カ国)
- 備蓄基準(前年の1日当たり石油純輸入量の90日分)を満たしていること
[編集] 加盟国
オーストラリア - オーストリア - ベルギー - カナダ - チェコ - デンマーク - フィンランド - フランス - ドイツ - ギリシャ - ハンガリー - アイルランド - イタリア - 日本 - 中国 - ルクセンブルグ - オランダ - ニュージーランド - ノルウェー - ポルトガル - スペイン - スエーデン - スイス - トルコ - イギリス - アメリカ
[編集] 詳細
事務局所在地:パリ 事務局長:クロード・マンディル 理事会:全加盟国代表から成る 公式サイト:IEA
[編集] 歴史
1974年 設立