リンドシェーバー
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性別 | 牡 |
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毛色 | 鹿毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 1988年3月3日 |
父 | Alydar |
母 | Bersid |
生産 | フレデリック ガシン |
生国 | アメリカ |
馬主 | (株)デルマークラブ |
調教師 | 元石孝昭(美浦) |
競走成績 | 6戦4勝 |
獲得賞金 | 1億1003万2000円 |
リンドシェーバー(1988年 - )は日本の競走馬。アメリカで産まれて日本に輸入された外国産馬である。
※馬齢は旧表記で統一する。
[編集] 戦績
デビューは1990年7月8日の新馬戦、圧倒的な1番人気に答え8馬身差で圧勝。次走クローバー賞では不良馬場に苦しみながらも素質馬ノーザンドライバーを振り切り優勝する。重賞初挑戦となった函館3歳ステークスでは再びの不良馬場と悪化し始めていたソエの影響もあってかミルフォードスルーの2着と初の敗北を喫する。その後しばらくはソエの治療に専念し、朝日杯3歳ステークスで復帰。本命馬不在の混戦の中、マルゼンスキーが樹立した1分34秒4のレコードタイムを14年振りにコンマ4秒破って優勝を飾り、この年のJRA賞で最優秀3歳牡馬を受賞した。なお、この年の最優秀3歳牡馬候補には阪神3歳ステークスを同じくレコード勝ちしたイブキマイカグラもいたのだが、得票数は圧倒的にリンドシェーバーが上であった。さらに現役馬としては異例の9億円のシンジケートが組まれることが早くも決まった。この事からも朝日杯のレコード勝ちが如何に競馬関係者に強烈なインパクトを与えたかが分かる。
明け4歳となった1991年、ヒヤシンスステークスを楽勝して弥生賞へ出走するが、直線でイブキマイカグラに差され2着に敗れる。そして次走へ向けての調教中に骨折が判明、既にシンジケートが組まれていたこともあってこのまま引退することになった。
[編集] 種牡馬
スワンステークス、ファルコンステークスを勝ったギャラントアロー、4歳牝馬特別を勝ったサイコーキララなど重賞勝ち馬を多数輩出、中堅種牡馬として活躍している。
[編集] 血統表
リンドシェーバーの血統 (レイズアネイティヴ系/Nearco5×4=9.38% Bull Lea5×5=6.38%) | |||
父
*アリダー Alydar 1975 栗毛 |
Raise a Native 1961 栗毛 |
Native Dancer | Polynesian |
Geisha | |||
Raise You | Case Ace | ||
Lady Glory | |||
Sweet Tooth 1965 鹿毛 |
On-and-On | Nasrullah | |
Two Lea | |||
Plum Cake | Ponder | ||
Real Delight | |||
母
*ベーシィド Bersid 1978 青鹿毛 |
Cool Moon 1968 黒鹿毛 |
Nearctic | Nearco |
Lady Angela | |||
Mamounia | Chanteur | ||
Minaret | |||
Polondra 1968 黒鹿毛 |
Dount King | Determine | |
Kong | |||
Strayed | War Admiral | ||
Summer Girl F-No.23-b |
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