ポリカーボネート
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ポリカーボネート(Polycarbonate)とは、プラスチックのひとつ。
ビスフェノールAと塩化カルボニル(もしくはジフェニルカーボネート)を原料として生産される。ドイツのバイエル社が開発した。ポリカーボ、ポリカと呼ばれる事も。
原材料のビスフェノールAが内分泌攪乱化学物質(いわゆる環境ホルモン)として注目を浴びたが、人体への悪影響は小さいだろうという見方も多い。
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[編集] 利点
軽量さ・耐衝撃性・耐熱性・不燃性・通電性・透明度の高さといった点において、他の合成樹脂よりも優れており、様々な製品の材料として利用されている。強度についてのエピソードとして映画『ターミネーター』でアーノルド・シュワルツェネッガーがかけていたサングラスのメーカー、ガーゴイル社では、同製品は散弾銃や.22程度の小口径拳銃であれば撃たれても貫通しない、というのが謳い文句であった。
[編集] 欠点
以下のような弱点がある。
[編集] 製品例
- CDやDVD
- 光ファイバー
- サングラスやメガネ、ゴーグル
- 哺乳ビンや食器
- 航空機の窓(旅客機の客室窓など)
- 家電製品
- 医療機器
- 建築材料
- 盾
- ラジコンカー、ミニ四駆のボディ
- 双眼鏡
- スーツケース
- 包装用または光学フィルム
- 自動車、オートバイ等の輸送機器のウインカーやテールランプ等の各レンズ類
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 自然科学関連のスタブ項目 | 合成樹脂