トランスフォーマー
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トランスフォーマーとは、株式会社タカラ(現タカラトミー)より発売されている変形ロボット玩具シリーズの総称、及び同シリーズの背景である架空の世界に登場する変形ロボットたちの総称。
もともと国内で販売されていた『ダイアクロン』『ミクロマン』シリーズをアメリカのハスブロ社が他の変形ロボット玩具と一緒に『TRANSFORMERS』として販売したものが米国内で大ヒット、それを日本に逆輸入したものが『トランスフォーマー』シリーズである。
『トランスフォーマー』には、「トランスフォーマー」と呼ばれるロボット生命体が正義の「サイバトロン(AUTOBOTS)」と悪の「デストロン(DECEPTICONS)」に分かれて戦っているという背景設定が存在し、マーベル・コミックによって漫画やアニメも作成されている。近年は倒産したドリームウェーブ社からリメイクコミックなどが出版されており、こちらは日本語版がジャイブより出版されている。
シリーズ作品は、登場するトランスフォーマー、時代背景などにより、いくつかのサブシリーズに分けることができる。
2007年7月4日には、スティーヴン・スピルバーグ制作総指揮、ドリームワークス制作、パラマウント映画配給で、実写映画として全米公開される予定。(Transformers: The Movie)
目次 |
[編集] アニメ作品一覧
- 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー
- 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー スクランブルシティ発動編(ビデオ作品)
- トランスフォーマー ザ・ムービー(劇場作品)
- 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010
- トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ
- トランスフォーマー 超神マスターフォース
- 戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマーV
- トランスフォーマーZ
- ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー
- ビーストウォーズII 超生命体トランスフォーマー
- ビーストウォーズネオ 超生命体トランスフォーマー
- ビーストウォーズメタルス 超生命体トランスフォーマー
- 劇場版ビーストウォーズ
- ビーストウォーズスペシャル
- CG版ビーストウォーズメタルス
- CG版ビーストウォーズ 激突!ビースト戦士
- ビーストウォーズII 超生命体トランスフォーマー ライオコンボイ危機一髪!
- ビーストウォーズメタルス コンボイ大変身!
- トランスフォーマー カーロボット
- 超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説
- トランスフォーマー スーパーリンク
- トランスフォーマー ギャラクシーフォース
「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」から「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマーZ」、同一時間軸の玩具展開「RETURN OF CONVOY(ザ・バトルスターズ)」「合体大作戦」までのシリーズを「ジェネレーション1(G1)」と呼ぶ。また、海外においては「ARMADA(マイクロン伝説)」「ENERGON(スーパーリンク)」「CYBERTRON(ギャラクシーフォース)」の三作を「Unicron Trilogy(ユニクロン三部作)」と呼ぶ。
テレビシリーズについては、「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマーV」までは日本テレビで、「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」以降はテレビ東京で放送されている。しかし、日本テレビ時代の放送はローカルセールス扱いのため、系列局毎に放送時間が異なっていた。一方、テレビ東京の放送はネットセールス扱いではあるが系列局自体が少ない。これらの理由で、本シリーズは一貫して(本当の意味での)全国一斉放送には恵まれていない。
[編集] ゲーム作品一覧
- トランスフォーマー コンボイの謎(ファミリーコンピュータ)
- トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ(ファミリーコンピュータ・ディスクシステム)
- トランスフォーマー(プレイステーション2)
[編集] 玩具のみで進行するシリーズ一覧
- トランスフォーマー リターン・オブ・コンボイ
- 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー 合体大作戦
- トランスフォーマー アクションマスター
- トランスフォーマー マシンウォーズ
- トランスフォーマー G-2
- キッズトランスフォーマー レスキューヒーロー ゴーボッツ
- トランスフォーマー マイクロマスター
- トランスフォーマー 復刻版
- トランスフォーマー コレクション
- トランスフォーマー ユニバース(Transformers Universe)
- トランスフォーマー マスターピース
- トランスフォーマー バイナルテック
- トランスフォーマー バイナルテック・アスタリスク
- トランスフォーマー キスぷれ
- トランスフォーマー ロボットマスターズ
- ビーストウォーズリボーン
- トランスフォーマー クラシック(Transformers Classics)
- TitaniumSeries Transformers
[編集] 漫画作品一覧
- 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー ザ☆コミックス
- コミックボンボンで連載していたトランスフォーマー関連の漫画
- トランスフォーマー (マーベルコミック版)
- トランスフォーマー (ドリームウェーブ版)
- トランスフォーマー (IDW版)
- トランスフォーマー キスぷれ:大嶋優木
[編集] 特長
玩具の最大の特長に敵側の重視がある。正邪が拮抗する形で出ており、ライバル同士にあたるキャラが両軍にいる(初期デストロンのトリプルチェンジャーに関して、国内ではアストロトレインをサイバトロンとしブリッツウィングのライバルとする案もあった。ビーストウォーズの対決セットもそれを踏襲)ばかりか、初の合体兵士であるデバスターを皮切りに、電飾と電動歩行がライバルキャラより遥かに絢爛たる印象を与えるダイナザウラーや、当時として破格である名前通りの六段変形が可能なシックスショット。さらに『G-2』期初出後、幾度も流用されている、組み合わせ遊びのポテンシャルが高いスモークスクリーン&ドレッドウィングなど、凝ったものを敵側に配する傾向がある。販売的に苦戦しがちな敵側キャラクターの増強という点、ヒーローキャラクターはイメージが固定されておりデザインでのバリエーションが難しい点が理由とされる。
そうした視点から見ると、国内の『Z(ゾーン)』~『合体大作戦』は敵側キャラクターの印象のないエアポケットと考えられる。また後の『カーロボット』も、六段変形のギガトロン、色彩が悪の荘厳さを湛える十段変形の改修玩具デビルギガトロン、余剰パーツを減らす工夫がなされ遊び手の増したブルーティカスの流用バルディガスなどが発売されているが、両軍の玩具の総数差で、そのように考えるファンもいる。
またこの傾向は、アニメ初期では「主役不在の群像劇」という形で受け継がれており、初代の玩具CMで使われたフレーズ「君が選ぶ、君のヒーロー!」のとおり、視聴者が主役を決めることができる。
[編集] TIPS
- 元となった『ダイアクロン』のロボット達と違い、トランスフォーマーが「自分の意志を持った生物」という設定になったのは、「人が乗って戦うロボット」という日本ではおなじみの概念にアメリカ人がなじめなかったからだという説がある。
- トランスフォーマーの玩具、特に初代のものの中には、権利関係で国によっては発売されない場合があった。日本ではスカイファイアーやオメガスプリーム、イギリスではスワープやレーザーウェーブ、ドイツではバンブルやスタースクリームがそうである。また変わったところでは、銃規制の変化によってアメリカで販売できなくなったメガトロンのような例もある(そのため、『G-2』以降のメガトロンは戦車に変形するようになった)。
[編集] 関連項目
- ミクロマン
- ダイアクロン
- スーパーロボット
- 勇者シリーズ 玩具の発売はトランスフォーマーと同じタカラトミー。一部玩具を流用させたものがある(例:シックスショット→シャドウ丸(勇者警察ジェイデッカー))
- マシンロボ
[編集] 外部リンク
- TRANSFORMERS G1(タカラトミーHP内公式サイト)
- BIGBOT.COM
- Transformers Movie
- トランスフォーマー キスぷれ紹介ページ
- Remy's Transformers
トランスフォーマーシリーズ | |
シリーズ一覧: | トランスフォーマーシリーズ一覧 |
クラシック: | 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー - ザ・ムービー - 2010 - ヘッドマスターズ - 超神マスターフォース - V - Z - リターン・オブ・コンボイ - 合体大作戦 - G-2 |
クラシックサブシリーズ: | スクランブルシティ発動編 - ザ・リバース - 英雄伝説編 - アクションマスター |
ビーストウォーズ: | ビーストウォーズ - II - ネオ - メタルス - リターンズ - リボーン |
ニュージェネレーション: | カーロボット - マイクロン伝説 - スーパーリンク - ギャラクシーフォース |
サブシリーズ: | マシンウォーズ - ゴーボッツ - マスターピース - バイナルテック - ロボットマスターズ - ユニバース |
復刻商品: | 復刻版 - マイクロマスター - コレクション |
カテゴリ: 玩具 | トランスフォーマーシリーズ