デポルティーボ・ラ・コルーニャ
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デポルティボ・ラ・コルーニャ(Real Club Deportivo de la Coruña) は、スペインのラ・コルーニャに本拠地を置くプロサッカークラブである。現在はリーガ・エスパニョーラのプリメーラ・ディビシオンに所属している。 「Deportivo」はスペイン語で「スポーツ」と言う意味を持つため「Deportivo」の名を冠したスポーツクラブは世界に多数存在するが、スペインを始め世界各国では特にこのクラブが「デポル」「デポルティーボ」の略称で親しまれる事が多い。
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[編集] 歴史
チーム創立以来長い間二部が定位置の弱小クラブであったが、1988年に不動産実業家のレンドイロが会長に就任してからは豊富な資金力とレンドイロのタフな交渉力を武器に効果的な選手補強を実行。1991年に念願の1部昇格を果たす。
93-94シーズンには鉄壁の守備陣に支えられ、最終節を残して2位と勝ち点1差の首位に立つ。しかし、最終節では終了間際のPKミスによりドローに終わり、FC バルセロナに大逆転優勝をさらわれるという悲劇を味わった。
デポルティボの黄金期は98-99シーズン、知将ハビエル・イルレタが監督に就任したことから始まった。リーガ屈指の戦術家であるイルレタによって徹底的に鍛え上げられたチームは、翌99-00シーズンには悲願のリーガ・エスパニョーラを制覇を達成。その後数年間にわたってチームは国内外で猛威を奮い、特にUEFAチャンピオンズリーグの舞台では、アーセナル、ユベントス、バイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・ユナイテッド、ACミランなど多くの世界的な強豪クラブが、この一ローカルクラブによって打ち破られている。特にユベントスとは短期間に頻繁に激突し、数々の名勝負を繰り広げた。対戦成績は3勝1敗4分と勝ち越している。
しかし03-04シーズンにリーガ・エスパニョーラ3位、UEFAチャンピオンズリーグベスト4という好成績を残したのを最後に、翌シーズンは国内外で不振を極め、チーム躍進の立役者であったイルレタの退任と共にデポルティボの黄金期は終わりを迎えることになる。この不振の理由としては、主力選手の高齢化、戦術・メンバーの固定化によるマンネリズムの蔓延、会長が以前にも増して補強に消極的になったこと等様々な理由が挙げられている。
05-06シーズンにはセビージャFCから育成に長けたホアキン・カパロスを監督に招聘し、チームの建て直しを図った。好調な滑り出しを見せたが、ファン・カルロス・バレロン、ジョルジュ・アンドラーデの怪我と共に失速していくなど、往年の輝きを取り戻すには至らなかった。
06-07シーズンはカパロス政権二年目を迎えてさらに大胆なチーム編成に乗り出し、長年チームを支えたフランシスコ・モリーナ、リオネル・スカローニ、ディエゴ・トリスタンらベテランを放出して前政権の遺産を一掃する一方で、有望な若手選手を数多く補強し、再びヨーロッパの舞台への返り咲きを目指している。
[編集] タイトル
[編集] 国内タイトル
[編集] 国際タイトル
なし
[編集] 過去の成績
- 1999-2000 プリメーラ・ディビシオン 1位
- 2000-2001 プリメーラ・ディビシオン 2位
- 2001-2002 プリメーラ・ディビシオン 2位
- 2002-2003 プリメーラ・ディビシオン 3位
- 2003-2004 プリメーラ・ディビシオン 3位
- 2004-2005 プリメーラ・ディビシオン 8位
- 2005-2006 プリメーラ・ディビシオン 8位
[編集] 歴代監督
- ジョン・ベンジャミン・トシャック(ウェールズ) 1995-1997
- カルロス・アルベルト・ダ・シルバ(ブラジル) 1997-1998
- ハビエル・イルレタ(スペイン) 1998-2005
- ホアキン・カパロス(スペイン) 2005-
[編集] 歴代所属選手
[編集] GK
- ペトル・コウバ(チェコ) 1996-1997、1999-2001
- ヌーノ・サント(ポルトガル) 1996-2002
- ホセ・モリーナ(スペイン) 2000-2006
- ダニ・マジョ(スペイン) 2001-
- グスタボ・ムヌア(ウルグアイ) 2003-
- ジャック・ソンゴォ(カメルーン) 2003-2004
- ドゥドゥ・アワット(イスラエル) 2006-
[編集] DF
- ミロスラフ・ジュキッチ(ユーゴスラビア) 1990-1997
- ジェローム・ボニセル(フランス) 1996-1999
- ヌルディーヌ・ナイベト(モロッコ) 1996-2004
- エンリケ・ロメロ(スペイン) 1998-2006
- セサル・マルティン(スペイン) 1999-2006
- マヌエル・パブロ(スペイン) 1999-
- ホアン・カプテビラ(スペイン) 2000-
- ジョルジュ・アンドラーデ(ポルトガル) 2002-
- ファブリシオ・コロッチーニ(アルゼンチン) 2005-
- ファンマ(スペイン) 2005-
- バラガン(スペイン) 2006-
- アルベルト・ロポ (スペイン) 2006-
[編集] MF
- フランシスコ・フラン(スペイン) 1987-2005
- ドナト(スペイン) 1993-2003
- ブランコ・ミロバノビッチ(ユーゴスラビア) 1995-1996
- リバウド(ブラジル) 1996-1997
- ジャウミーニャ(ブラジル) 1997-2002、2003-2004
- リオネル・スカローニ(アルゼンチン) 1997-2006.1
- セザール・サンパイオ(ブラジル) 1999-2001
- マウロ・シウバ(ブラジル) 1999-2005
- ビクトル・サンチェス(スペイン) 1999-2006
- アルド・ドゥシェール(アルゼンチン) 2000-
- ファン・カルロス・バレロン(スペイン) 2000-
- セルヒオ・ゴンサレス(スペイン) 2001-
- ホセ・アマビスカ(スペイン) 2001-2004
- "トロ"・アクーニャ(パラグアイ) 2002-2003、2004-2006
- ペドロ・ムニティス(スペイン) 2003-2006
- ジュリアン・デ・グスマン(カナダ) 2005-
[編集] FW
- ベベット(ブラジル) 1992-1996
- フリオ・サリナス(スペイン) 1994-1995
- アイトール・ベギリスタイン(スペイン) 1995-1997
- ペドロ・パウレタ(ポルトガル) 1998-2000
- ロイ・マカーイ(オランダ) 1999-2003
- ディエゴ・トリスタン(スペイン) 2000-2006
- ワルテル・パンディアーニ(ウルグアイ) 2000-2002、2003-2005.1
- アルベルト・ルケ(スペイン) 2002-2005
- リキ(スペイン) 2006-
- ロドルフォ・ボディポ(スペイン) 2006-
[編集] 「デポる」「デポられる」
全盛期のデポルティボは、強豪相手に爆発的な勝利をおさめることも多かった反面、格下相手にあっけなく惨敗してしまう場面も多かった(アウェーでASモナコに3-8と言う記録的大敗を喫したり、やはりACミラン相手にアウェーの第1戦を1-4で落とすもホームの第2戦で4-0とやり返してACミランを撃破した03-04シーズンのUEFAチャンピオンズリーグにおける浮き沈みの激しい成績が記憶に新しい)。その落差の激しさから、日本の一部のサッカーファンの間では、爆発的な大勝を収めることを「デポる」、大敗することを「デポられる」という表現が用いられることになった。この表現は現在でも、ネット上のサッカー掲示板などで度々用いられている場面を目にすることができる。
[編集] 外部リンク
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